cisABと思われる一家系について
目的:発端者は29歳の経産婦. 第2子の分娩時までA型といわれ, 昨年7月仙台逓信病院に妊娠のため入院, 分娩後出血多量のため輸血の必要に迫られ, ABO式血液型を検査したところ, おもて検査とうら検査が不一致のため本人と家族の精査を依頼された. 同時期に発端者の兄が宮城県赤十字血液センターへたまたま献血に訪れ精査が行われた. 方法:おもて検査は市販のヒト由来および動物由来の抗A, 抗Bと抗AB血清のほか, 抗A_1 (Dolichos), 抗H(Ulex), を用い, スライド法で行った. うら検査は既知のA型, B型, O型の各2%血球を用いて試験管法で行った. 唾液中の型物質の検査は凝集...
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Format: | Tagungsbericht |
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Zusammenfassung: | 目的:発端者は29歳の経産婦. 第2子の分娩時までA型といわれ, 昨年7月仙台逓信病院に妊娠のため入院, 分娩後出血多量のため輸血の必要に迫られ, ABO式血液型を検査したところ, おもて検査とうら検査が不一致のため本人と家族の精査を依頼された. 同時期に発端者の兄が宮城県赤十字血液センターへたまたま献血に訪れ精査が行われた. 方法:おもて検査は市販のヒト由来および動物由来の抗A, 抗Bと抗AB血清のほか, 抗A_1 (Dolichos), 抗H(Ulex), を用い, スライド法で行った. うら検査は既知のA型, B型, O型の各2%血球を用いて試験管法で行った. 唾液中の型物質の検査は凝集抑制試験で行った. 血球の被凝集性試験を抗A, 抗B, 抗Hの各抗血清の2倍希釈系列に被検2%血球を用いて行った. 血清のα-D-galactosyl transferase(B酵素)活性の測定を血球凝集反応による小暮らの方法に基いて行った. |
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ISSN: | 0546-1448 |