R・PHA法セルの大量作成について

HBs抗原検出のための検査法としてR. PHA法が開発され, その鋭敏度が極めてすぐれた方法であることから, われわれはE.S法にR. PHA法を併用してHBs抗原陽性血液の除去に努力を重ねているところであるが, R. PHA法を実施するための検査用セルの作成がR・PHA法実施のための条件となってきた. このことから, われわれはR. PHA法用セルの大量作成を検討してきたが, 最近充分な量のセルの作成が出来得る状態となったのでR. PHA法用セルの大量作成について報告する. まず抗HBs特異抗体の作成を行う. 家兎に精製HB抗原5mg~10mgを3ヵ月間に分けて免疫をし採血, 採血した血清を...

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Veröffentlicht in:日本輸血学会雑誌 1980, Vol.26 (1/3), p.64-65
Hauptverfasser: 佐々木武道, 福田さと子, 渡辺敏夫, 高橋和明, 今井光信, 真弓忠
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:HBs抗原検出のための検査法としてR. PHA法が開発され, その鋭敏度が極めてすぐれた方法であることから, われわれはE.S法にR. PHA法を併用してHBs抗原陽性血液の除去に努力を重ねているところであるが, R. PHA法を実施するための検査用セルの作成がR・PHA法実施のための条件となってきた. このことから, われわれはR. PHA法用セルの大量作成を検討してきたが, 最近充分な量のセルの作成が出来得る状態となったのでR. PHA法用セルの大量作成について報告する. まず抗HBs特異抗体の作成を行う. 家兎に精製HB抗原5mg~10mgを3ヵ月間に分けて免疫をし採血, 採血した血清をSepharose-4B及び人血清結合のカラムを通し家兎血清中の抗人抗体の除去を行い, さらに精製HBs抗原とSepharose-4Bのカラムを立てて家兎血清中の抗HBs特異αグロブリンと反応させた後, 5MMgCl_2 で解離, 透析濃縮を行いPHA価100万倍前後の抗H:Bs特異αグロブリンを作成する.
ISSN:0546-1448