抗血小板抗体の検出法について

われわれは, 引続き抗血小板抗体を追求しているが, 最近従来の補体結合反応法に加えてAggregometerやFibrometerを利用する方法をも併せて検討している. Aggregometerによる方法にも色々問題点があるが, 今回はチャートに現われた曲線から, 反応を如何に読みとるべきか, ことに弱い陽性と陰性とをどの様に区別したら良いかを中心に, 補体結合反応法の成績と対比しながら検討してみた. チャートは理化学電機工業のNo. H-25-1を使用した. ( 1)ある血小板に対し陰性と思われる例ではほとんど水平線を示したので, 従ってわずかの変動も有意義のように見える例. 反応開始後5分...

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Hauptverfasser: 佐藤公彦, 折居喬, 川井三郎, 高橋一洋, 鳥居有人, 千島雅太郎, 藤原ムチ, 村上省三
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:われわれは, 引続き抗血小板抗体を追求しているが, 最近従来の補体結合反応法に加えてAggregometerやFibrometerを利用する方法をも併せて検討している. Aggregometerによる方法にも色々問題点があるが, 今回はチャートに現われた曲線から, 反応を如何に読みとるべきか, ことに弱い陽性と陰性とをどの様に区別したら良いかを中心に, 補体結合反応法の成績と対比しながら検討してみた. チャートは理化学電機工業のNo. H-25-1を使用した. ( 1)ある血小板に対し陰性と思われる例ではほとんど水平線を示したので, 従ってわずかの変動も有意義のように見える例. 反応開始後5分後の曲線の降下がチャートの3目盛未満であった16例では補体結合反応陽性は3例, 4未満では14例中4例, 5未満では4例中3例, 5以上では4例中2例であり, 4を境として. その. L下では有意の差が認められた.
ISSN:0546-1448