供血者血清の抗体スクリーニングについて
供血者血清中の不規則性抗体をあらかじめ検出しておく事は諸外国では当然の事として行なわれており, 大量輸血のさい保存血相互間の反応による副作用を考慮する必要がなくなる. また, 交差試験に際して副試験を省略し得ること, ことに, プラスチックバッグによる採血を行うと副試験用の血漿を得る事が困難なので, 血液センターとして, 供血者結成の抗体スクリーニングの必要を感じたので, 44年5月以降実施しているが, 46年2月末までの25万例について報告する. 実施に当たり他の日常検査の妨げにならないように, 操作を簡便にするため, まず食塩水法で室温2時間後に判定し, ついで, ブロメリンを加えて室温2...
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Veröffentlicht in: | 日本輸血学会雑誌 1971, Vol.18 (3/4), p.100-101 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 供血者血清中の不規則性抗体をあらかじめ検出しておく事は諸外国では当然の事として行なわれており, 大量輸血のさい保存血相互間の反応による副作用を考慮する必要がなくなる. また, 交差試験に際して副試験を省略し得ること, ことに, プラスチックバッグによる採血を行うと副試験用の血漿を得る事が困難なので, 血液センターとして, 供血者結成の抗体スクリーニングの必要を感じたので, 44年5月以降実施しているが, 46年2月末までの25万例について報告する. 実施に当たり他の日常検査の妨げにならないように, 操作を簡便にするため, まず食塩水法で室温2時間後に判定し, ついで, ブロメリンを加えて室温2時間後に判定している. 梅毒検査, 肝機能検査などで輸血不適となったO型血液をRh式血液型の各因子およびMN式, P式, Le式について調べて, それぞれの抗原を含んでいるように3例混合して使用した. |
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ISSN: | 0546-1448 |