皮電計による輸血肝炎防除に関する研究

既報の抄録は昨年12月1日現在の状況であるので, 3ヵ月後のデータを補足する. 本年3月1日現在実験中のものは233名で, 依然所期の例数に達していないが輸血後概ね5ヵ月以上経過のものを観察すれば, 表1に示すが如く172名で, その内長浜療養所81名, 千城園58名, 緑ケ丘保療養所33名である. そして皮電計陽性血の入った群は82名, 皮電計陽性血の入らぬ群は90名である. 以下これ等について観察する. 輸血量の調査成績は表2に示す如く, 皮電計陽性血の入った群は, 82例で受血者1人平均輸血量1889cc(最大6000, 最小600), 皮電計陽性血の入らぬものは90例で, 平均輸血量は...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本輸血学会雑誌 1963, Vol.10 (2), p.57-58
Hauptverfasser: 後藤繁, 小池栄治, 田中益雄, 駒井士朗, 成田充得, 関本信, 田代安司, 内藤良一, 北野政次, 鳥居有人
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:既報の抄録は昨年12月1日現在の状況であるので, 3ヵ月後のデータを補足する. 本年3月1日現在実験中のものは233名で, 依然所期の例数に達していないが輸血後概ね5ヵ月以上経過のものを観察すれば, 表1に示すが如く172名で, その内長浜療養所81名, 千城園58名, 緑ケ丘保療養所33名である. そして皮電計陽性血の入った群は82名, 皮電計陽性血の入らぬ群は90名である. 以下これ等について観察する. 輸血量の調査成績は表2に示す如く, 皮電計陽性血の入った群は, 82例で受血者1人平均輸血量1889cc(最大6000, 最小600), 皮電計陽性血の入らぬものは90例で, 平均輸血量は1206cc(最大5400, 最小400)であった.
ISSN:0546-1448