Rh同種感作によって認められたRh抗体に就て
日本人のRh_o (D)陽性卒は99.5%内外で著しくRh_o (D)陰性者が少い事が認められており, 臨床的には余り問題にならないといわれているが, 我々は輸血に伴う副作用の原因の追及と産婦人科領域に於ける胎児障害の原因がRh因子にあるかどうかを検査する目的で昭和31年1月から昭和32年8月迄の期間に亙って1406例の症例を取扱いABO因子以外のRh因子並に不明因子による同種感作の認められた症例8例を見出した. その中Rh抗体の認められた症例は6例で抗D3例抗CD2例及び抗E抗体と抗C抗体の共存が一例であった. これらのRh抗体はすべて母児感作の疑いのある母親血清中に於て見出したものである....
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Veröffentlicht in: | 血液と輸血 1958, Vol.4 (6), p.337-337 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 日本人のRh_o (D)陽性卒は99.5%内外で著しくRh_o (D)陰性者が少い事が認められており, 臨床的には余り問題にならないといわれているが, 我々は輸血に伴う副作用の原因の追及と産婦人科領域に於ける胎児障害の原因がRh因子にあるかどうかを検査する目的で昭和31年1月から昭和32年8月迄の期間に亙って1406例の症例を取扱いABO因子以外のRh因子並に不明因子による同種感作の認められた症例8例を見出した. その中Rh抗体の認められた症例は6例で抗D3例抗CD2例及び抗E抗体と抗C抗体の共存が一例であった. これらのRh抗体はすべて母児感作の疑いのある母親血清中に於て見出したものである. |
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ISSN: | 0546-1448 |