V型コラーゲン再構成線維のX線構造研究
【目的】 コラーゲンのX線構造解析研究は, カンガルーの腱I型コラーゲンが主成分)組織, あるいはモデルペプチド結晶などサイズの極端に異なるものだけがなされている. その中間に位置する, コラーゲン分子を単離し線維に再構成したものの良好なX線回折パターンは得られていない. モデルペプチドとコラーゲン分子は, サイズが著しく異なるだけでなく, 側鎖の組成も異なる. そこで本研究ではV型コラーゲンを非酵素的, および酵素ペプシンを用いて抽出精製し, コントロールとしてI型コラーゲンを用い, 再構成線維のX線回折像を定性的に比較検討した. V型は, ペプシン消化で得た標品から再構成させると, ある限...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 【目的】 コラーゲンのX線構造解析研究は, カンガルーの腱I型コラーゲンが主成分)組織, あるいはモデルペプチド結晶などサイズの極端に異なるものだけがなされている. その中間に位置する, コラーゲン分子を単離し線維に再構成したものの良好なX線回折パターンは得られていない. モデルペプチドとコラーゲン分子は, サイズが著しく異なるだけでなく, 側鎖の組成も異なる. そこで本研究ではV型コラーゲンを非酵素的, および酵素ペプシンを用いて抽出精製し, コントロールとしてI型コラーゲンを用い, 再構成線維のX線回折像を定性的に比較検討した. V型は, ペプシン消化で得た標品から再構成させると, ある限定した条件でのみ縞模様を有する太さのばらつきの少ない線維ができることから結晶化しやすいと考えた. |
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ISSN: | 0916-572X |