細胞接着活性を示す米ヌカ由来のhydroxyproline-rich glycoprotein(HRGP)の研究

[目的]これまでの研究で米ヌカの抽出液が, マウス肺癌LL2細胞の人工基底膜マトリゲルに対する浸潤・接着を阻害することがわかっている. 今回は, 米ヌカ抽出液中のフィブロネクチンと結合するタンパク質を分離し, その特性を明らかにすることを目的とした. [方法・結果]セファロース4Bにフィブロネクチン(PN)を固定化したアフィニティーカラムを作製し, これに米ヌカ抽出液を流して調べたところ, 57kDaのタンパク質(RB-57)がFNと結合していることがわかった. RB-57のN末端部のアミノ酸配列を調べた結果, 米(Oryzasativa)のHRGPと一致していることがわかった....

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1. Verfasser: 伊勢村護
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:[目的]これまでの研究で米ヌカの抽出液が, マウス肺癌LL2細胞の人工基底膜マトリゲルに対する浸潤・接着を阻害することがわかっている. 今回は, 米ヌカ抽出液中のフィブロネクチンと結合するタンパク質を分離し, その特性を明らかにすることを目的とした. [方法・結果]セファロース4Bにフィブロネクチン(PN)を固定化したアフィニティーカラムを作製し, これに米ヌカ抽出液を流して調べたところ, 57kDaのタンパク質(RB-57)がFNと結合していることがわかった. RB-57のN末端部のアミノ酸配列を調べた結果, 米(Oryzasativa)のHRGPと一致していることがわかった.
ISSN:0916-572X