肝癌細胞の基底膜浸潤における各種インテグリンの関与についての検討

【目的】肝癌細胞の基底膜成分への遊走, 接着, 自己運動能に対するインテグリンα1-6, β1(Int)の関与を検討した. 【対象】ヒト肝癌細胞:KYN-1, 2, 3【方法】肝癌細胞におけるInt表出を蛍光抗体法で観察した. 遊走試験:径8μmのporeを有するフィルター下面にIV型コラーゲン(Ty.IV)+ラミニン(La)をcoatし, 上面から下面へ移動した細胞数を算出した. 接着試験:Ty.lV+La coated dishで肝癌細胞に51Crを標識し細胞接着率を算出した. 自己運動試験:Ty-1v+La coated dish上で金コロイド法にて細胞の移動面積を測定した. 肝癌細胞の...

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Hauptverfasser: 鳥村拓司, 上野隆登, 金基哲, 辻理子, 犬塚貞孝, 佐田通夫, 谷川久一, 矢野博久, 神代正道
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【目的】肝癌細胞の基底膜成分への遊走, 接着, 自己運動能に対するインテグリンα1-6, β1(Int)の関与を検討した. 【対象】ヒト肝癌細胞:KYN-1, 2, 3【方法】肝癌細胞におけるInt表出を蛍光抗体法で観察した. 遊走試験:径8μmのporeを有するフィルター下面にIV型コラーゲン(Ty.IV)+ラミニン(La)をcoatし, 上面から下面へ移動した細胞数を算出した. 接着試験:Ty.lV+La coated dishで肝癌細胞に51Crを標識し細胞接着率を算出した. 自己運動試験:Ty-1v+La coated dish上で金コロイド法にて細胞の移動面積を測定した. 肝癌細胞の遊走, 接着, 自己運動へのIntの関与を検討するため抗Int抗体でpre-incubateした細胞で同様の試験を行った. 対照用にはウシアルブミンをcoatした.
ISSN:0916-572X