動脈硬化とコラーゲンの糖化-加齢との関係

目的:加齢によるペプシン不溶性コラーゲンの組織への蓄積とメイラード反応との関係および動脈硬化の形成に果たす役割を検討した. 方法:35才から84才までの剖検例より得られた大動脈中膜(M), 動脈硬化部(線維班, A)および真皮(S)を脱脂後, 凍結乾燥した. 乾燥標本を1/50量ついで1/10量のペプシンで2回消化し, その残漬を270単位のコラゲナーゼで抽出した画分をペプシン不溶性コラーゲンとした. コラーゲン含量とコラーゲン当たりのCLF量(蛍光波長440nm, 励起波長370nm)を測定した. さらに, 抗AGEモノクロナール抗体によるcompetitive ELISA法でAGE量を定量...

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Hauptverfasser: 坂田則行, 孟晶, 竹林茂夫, 荒木令江, 堀内正公
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:加齢によるペプシン不溶性コラーゲンの組織への蓄積とメイラード反応との関係および動脈硬化の形成に果たす役割を検討した. 方法:35才から84才までの剖検例より得られた大動脈中膜(M), 動脈硬化部(線維班, A)および真皮(S)を脱脂後, 凍結乾燥した. 乾燥標本を1/50量ついで1/10量のペプシンで2回消化し, その残漬を270単位のコラゲナーゼで抽出した画分をペプシン不溶性コラーゲンとした. コラーゲン含量とコラーゲン当たりのCLF量(蛍光波長440nm, 励起波長370nm)を測定した. さらに, 抗AGEモノクロナール抗体によるcompetitive ELISA法でAGE量を定量し, 各変量間の相関係数と偏相関係数を算出した.
ISSN:0916-572X