新しい機能性グリコサミノグリカン糖鎖の再構築に関する研究

プロテオグリカンは主要な細胞外マトリックス成分で, その糖鎖・グリコサミノグリカン(GAG)は細胞相互の接着や形態形成に重要な役割を担っている. これらの機能は, 多様なGAG糖鎖上の特定部位(オリゴ糖サイズの機能性ドメイン)をフィブロネクチン, ラミニン, コラーゲン等の接着分子が認識し, それと特異的に結合することによるものである. そこで, 機能性オリゴ糖を検索するモデルとして, 精巣性ヒアルロニダーゼ(Hyase)の糖転移活性を利用した多数の新しいオリゴ糖の再構築を行い, これらと細胞外マトリックス成分との結合に関する規則性の解明を試みた....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Hauptverfasser: 高垣啓一, 児島薫, 加藤郁之進, 真嶋光雄, 遠藤正彦
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:プロテオグリカンは主要な細胞外マトリックス成分で, その糖鎖・グリコサミノグリカン(GAG)は細胞相互の接着や形態形成に重要な役割を担っている. これらの機能は, 多様なGAG糖鎖上の特定部位(オリゴ糖サイズの機能性ドメイン)をフィブロネクチン, ラミニン, コラーゲン等の接着分子が認識し, それと特異的に結合することによるものである. そこで, 機能性オリゴ糖を検索するモデルとして, 精巣性ヒアルロニダーゼ(Hyase)の糖転移活性を利用した多数の新しいオリゴ糖の再構築を行い, これらと細胞外マトリックス成分との結合に関する規則性の解明を試みた.
ISSN:0916-572X