巣状糸球体硬化症モデルにおけるI型, IV型コラーゲンの遺伝子発現の局在

我々はこれまでラットにpuromycin aminonucleoside(PAN)を反復投与後腎摘を加えて作成した巣状糸球体硬化症(FGS)モデルにおいて, 糸球体硬化の進展とともに基底膜構成成分及びI型コラーゲンの産生異常が進行することを報告している. 今回, I型, IV型コラーゲンの遺伝子発現の局在をinsitu hybridization(ISH)法を用いて検討した. 【方法】6週齢のSDラットにPANを150mg/kg腹腔内投与し, 22日目に右腎摘出後, 27日目, 34日目, 41日目にPANを50mg/kg腹腔内投与した. 80日目に全身灌流固定後, 左腎を摘出し包埋凍結したの...

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Veröffentlicht in:CONNECTIVE TISSUE 1993, Vol.25 (1), p.35-35
Hauptverfasser: 長田しをり, 海老原功, 富野康日己, 小出輝
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:我々はこれまでラットにpuromycin aminonucleoside(PAN)を反復投与後腎摘を加えて作成した巣状糸球体硬化症(FGS)モデルにおいて, 糸球体硬化の進展とともに基底膜構成成分及びI型コラーゲンの産生異常が進行することを報告している. 今回, I型, IV型コラーゲンの遺伝子発現の局在をinsitu hybridization(ISH)法を用いて検討した. 【方法】6週齢のSDラットにPANを150mg/kg腹腔内投与し, 22日目に右腎摘出後, 27日目, 34日目, 41日目にPANを50mg/kg腹腔内投与した. 80日目に全身灌流固定後, 左腎を摘出し包埋凍結したのちISH法にてI, IV型コラーゲン遺伝子を発現する細胞について検討した. 同時に免疫酵素抗体法にて糸球体内の発現につき検討した.
ISSN:0916-572X