肺の成長と肺胞壁のLength-Tension関係

【目的】肺胞壁の力学的特性はコラーゲン, エラスチン, その他の細胞間マトリックスの組成により変化し, 加齢と老化に伴いその組成も変化する. 今回我々は肺の成長に伴う肺胞壁の力学的特性の変化について検討した. 【方法】11, 24, 60週齢の小動物(ハムスター)より微小肺切片(400×50×50um)を切り出しLength-and-force transducers間に設置し, PBS中でLength-Tension関係を記録した. 粘弾性特性の指標として弾性定数(a)を求め, 同時に肺の単位重量当りのコラーゲンとエラスチンの含有量を測定し, 両者の関係を検討した. 【結果並びに考察】弾性定...

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Veröffentlicht in:CONNECTIVE TISSUE 1991, Vol.23 (suppl), p.58-58
Hauptverfasser: 佐田誠, 加藤修一, 高田一男, 岩渕勝好, 高橋由美子, 佐藤忍, 高橋敬治, 友池仁暢
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:【目的】肺胞壁の力学的特性はコラーゲン, エラスチン, その他の細胞間マトリックスの組成により変化し, 加齢と老化に伴いその組成も変化する. 今回我々は肺の成長に伴う肺胞壁の力学的特性の変化について検討した. 【方法】11, 24, 60週齢の小動物(ハムスター)より微小肺切片(400×50×50um)を切り出しLength-and-force transducers間に設置し, PBS中でLength-Tension関係を記録した. 粘弾性特性の指標として弾性定数(a)を求め, 同時に肺の単位重量当りのコラーゲンとエラスチンの含有量を測定し, 両者の関係を検討した. 【結果並びに考察】弾性定数はa1, a2共に60wで有意に増加した(p
ISSN:0916-572X