ムコ多糖症VII型の遺伝子解析病因であった変異の同定と異質性
目的:ムコ多糖症VII型はβ-グルクロニダーゼ活性の低下による酸性ムコ多糖症である. 今回その発症メカニズムを解明するために, 3症例についてcDNAクローニングを行い病因となる変異部位の同定を試みた. 方法:1例についてはcDNAライブラリーを作成し, 残り2例についてはPCR法を用いてcDNAクローニングを行い変異部位を同定した. 変異部位についてダイレクトシークエンス及びPCR法と制限酵素を用いて家系内診断を行い, 更に変異部位を含む発現ベクターを作成し変異蛋白を発現させその酵素活性を調べた. 結果:(1)3例中2例は同一部位に他の1例は異なった部位にホモの一塩基置換が認められた. (2...
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Veröffentlicht in: | CONNECTIVE TISSUE 1990, Vol.22 (suppl), p.68-68 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 目的:ムコ多糖症VII型はβ-グルクロニダーゼ活性の低下による酸性ムコ多糖症である. 今回その発症メカニズムを解明するために, 3症例についてcDNAクローニングを行い病因となる変異部位の同定を試みた. 方法:1例についてはcDNAライブラリーを作成し, 残り2例についてはPCR法を用いてcDNAクローニングを行い変異部位を同定した. 変異部位についてダイレクトシークエンス及びPCR法と制限酵素を用いて家系内診断を行い, 更に変異部位を含む発現ベクターを作成し変異蛋白を発現させその酵素活性を調べた. 結果:(1)3例中2例は同一部位に他の1例は異なった部位にホモの一塩基置換が認められた. (2)家系内診断できる2例についはてメンデルの法則に矛盾しないものであった. (3)変異部位を含む発現ベクターをCOS細胞にトランスフェクションしたところいずれの変異とも酵素活性の上昇はみられなかった. |
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ISSN: | 0916-572X |