全身性皮下水腫を伴う骨軟骨形成異常症ラット(ccd/ocd)の全身骨格と軟骨の光学顕微鏡及び電子顕微鏡による観察

1981年, 当教室のラットのコロニーで, 全身性の皮下水腫を伴う致死性の矮小ラットが発見された. 本奇形は常染色体性単純劣性で遺伝する1). 今回は, 本奇形の外貌と骨軟骨二重染色標本の観察並びに骨端軟骨の光顕及び電顕による観察について報告する. 〔材料と方法〕外貌と骨格標本の観察には娩出仔を用い, 骨格標本の作成はInoueの方法2)に従った. 光顕と電顕の観察には, 胎生21日齢の帝切仔の大腿骨を用いた. 光顕には脱灰標本を用い, 3μmの連続パラフィン切片を作成した. 電顕には通常の染色標本とルテニウムレッド(RR)のブロック染色標本を作成し, 日立H-600(加速電圧75kV)で観察...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:CONNECTIVE TISSUE 1988, Vol.20 (3), p.266-267
Hauptverfasser: 菊川馨一朗, 亀井孝幸, 鈴木勝士, 真板敬三
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1981年, 当教室のラットのコロニーで, 全身性の皮下水腫を伴う致死性の矮小ラットが発見された. 本奇形は常染色体性単純劣性で遺伝する1). 今回は, 本奇形の外貌と骨軟骨二重染色標本の観察並びに骨端軟骨の光顕及び電顕による観察について報告する. 〔材料と方法〕外貌と骨格標本の観察には娩出仔を用い, 骨格標本の作成はInoueの方法2)に従った. 光顕と電顕の観察には, 胎生21日齢の帝切仔の大腿骨を用いた. 光顕には脱灰標本を用い, 3μmの連続パラフィン切片を作成した. 電顕には通常の染色標本とルテニウムレッド(RR)のブロック染色標本を作成し, 日立H-600(加速電圧75kV)で観察した.
ISSN:0916-572X