骨化の過程における細胞外基質の役割

骨化の過程には, 多くの要因の関与が考えられるが, ここに骨化の過程における細胞外基質, 並びに間葉系細胞の細胞膜酵素の推移に注目し, 移植後の歯髄並びに骨膜組織の形態変化を観察した. 〔材料及び方法〕成熟雄性白色家兎の脛骨骨膜及び切歯固有歯髄を用い, 同家兎の腎被膜下に, そして骨膜組織は, 腸間膜脂肪織, 背部骨格筋内に合わせ移植し, 移植後2, 3, 4, 5, 7日と経日的に以下の方法に準じて観察した. 光顕的にはHE染色, alcian blue-PAS染色, PAM染色, Azan染色を施行後に観察すると共に, 免疫組織化学的には, フィブロネクチン(FN)の局在について, 電顕免...

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Veröffentlicht in:CONNECTIVE TISSUE 1988, Vol.20 (3), p.214-215
Hauptverfasser: 浦田伸一, 佐藤正紀, 浅野伍朗, 古谷正博, 肥留川道雄, 白井康正
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:骨化の過程には, 多くの要因の関与が考えられるが, ここに骨化の過程における細胞外基質, 並びに間葉系細胞の細胞膜酵素の推移に注目し, 移植後の歯髄並びに骨膜組織の形態変化を観察した. 〔材料及び方法〕成熟雄性白色家兎の脛骨骨膜及び切歯固有歯髄を用い, 同家兎の腎被膜下に, そして骨膜組織は, 腸間膜脂肪織, 背部骨格筋内に合わせ移植し, 移植後2, 3, 4, 5, 7日と経日的に以下の方法に準じて観察した. 光顕的にはHE染色, alcian blue-PAS染色, PAM染色, Azan染色を施行後に観察すると共に, 免疫組織化学的には, フィブロネクチン(FN)の局在について, 電顕免疫組織化学的には, tannic acid(Mizuhira法), Ca^2+ -ATPase(Ando法), alkaline phosphatase(Ogawa Mayahara法)の局在につき観察した.
ISSN:0916-572X