各種肝疾患における血清ラミニン値及びラミニンの組織内分布の検討
各種肝疾患における血清ラミニン値を, ラミニンの肝組織内分布と併せて検索し, その臨床的意義を検討した. また, 血清ラミニンが高値を示した症例において血清ラミニンの分子多様性1)について, westen immunoblot(W.B.)法により検討した. 〔対象及び方法〕血清ラミニン値は, ヘキスト社のラミニンP1-RIAキットにより測定し, 急性肝炎20例, 劇症肝炎9例, 慢性肝炎非活動型15例, 慢性肝炎活動型28例, 肝硬変27例, 原発性肝癌36例を対象とし, 健常人25例を対照に用いた. ラミニンの組織内分布は, 正常肝及び慢性肝炎, 肝硬変, 原発性肝癌において家兎抗マウスラミ...
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Veröffentlicht in: | 結合組織 1987, Vol.19 (3), p.288-289 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 各種肝疾患における血清ラミニン値を, ラミニンの肝組織内分布と併せて検索し, その臨床的意義を検討した. また, 血清ラミニンが高値を示した症例において血清ラミニンの分子多様性1)について, westen immunoblot(W.B.)法により検討した. 〔対象及び方法〕血清ラミニン値は, ヘキスト社のラミニンP1-RIAキットにより測定し, 急性肝炎20例, 劇症肝炎9例, 慢性肝炎非活動型15例, 慢性肝炎活動型28例, 肝硬変27例, 原発性肝癌36例を対象とし, 健常人25例を対照に用いた. ラミニンの組織内分布は, 正常肝及び慢性肝炎, 肝硬変, 原発性肝癌において家兎抗マウスラミニン抗血清を用いた間接酵素抗体法により検討した. 血清ラミニンの分子多様性の検討は, 被検患者血清300μlと家兎抗ラミニンP1 600μを4℃でovernight放置後, さらにヤギ抗家兎γ-グロブリンを加え, 免疫沈降物を作成. 免疫沈降物及びマウスSarcomaより精製したラミニンを2%SDSにて処理し, 3%stacking gel, 5%separation gelにて展開後, 1次抗体として家兎抗ラミニンP1, 2次抗体としてペルオキシダーゼ標識ヤギ抗家兎IgGを用いてW.B.法にて検討した. |
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ISSN: | 0916-572X |