フィブロネクチンと結合する胎盤プロテオゲリカンに対するモノクローン抗体
フィブロネクチン(FN)は器官, 紅織形成に重要な役割を果していると考えられており, 我々も胎盤絨毛組織形成にとって重要なものであることを示してきた. 胎盤は結合組織成分に富み, プロテオグリカンも多く存在することが知られているので, FNと相互作用するものがあるかどうかを検討することは興味深い. 今回, ブタ血漿FNを固定化したアフィニティー担体を用い, 胎盤抽出物よりFN結合性のブロテオグリカンを調製し, 単クローン抗体を作製して生化学的, 組織化学的実験を行ったので, その結果について報告する. 〔材料及び方法〕ヒト成熟胎盤絨毛組織ホモジネートをプロテアーゼイソヒビターを含む4M尿素液で...
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Veröffentlicht in: | 結合組織 1986, Vol.18 (3), p.242-243 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | フィブロネクチン(FN)は器官, 紅織形成に重要な役割を果していると考えられており, 我々も胎盤絨毛組織形成にとって重要なものであることを示してきた. 胎盤は結合組織成分に富み, プロテオグリカンも多く存在することが知られているので, FNと相互作用するものがあるかどうかを検討することは興味深い. 今回, ブタ血漿FNを固定化したアフィニティー担体を用い, 胎盤抽出物よりFN結合性のブロテオグリカンを調製し, 単クローン抗体を作製して生化学的, 組織化学的実験を行ったので, その結果について報告する. 〔材料及び方法〕ヒト成熟胎盤絨毛組織ホモジネートをプロテアーゼイソヒビターを含む4M尿素液で抽出し, 尿素存在下でのDEAE-セルロースクロマトグラフィーにより, ウロン酸含有0.5M食塩溶出画分を分離した. 0.1M食塩含有Tris緩衝液(pH7.5)に対し透析後, 同じ緩衝液で平衡化したFNセファロース4Bのカラムにかけ, よく洗ったあと, 1M食塩, 次いで1M食塩/4M尿素を含む緩衝液で溶出した. 最も強く結合した画分をセファロース4Bのカラムにかけ, ボイド容に溶出されるプロテオグリカン画分PG-P1を得た. PG-Plをマウスに免疫し, 常法に従ってモノクローン抗体(HS42, HS47, HS53等)を得た. |
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ISSN: | 0916-572X |