実験的アレルギー性関節炎における動脈内膜肥厚について
慢性関節リウマチ(RA)の関節組織では滑膜の慢性炎症性変化とともに動脈内膜肥厚を伴うことが知られている. そこで, この動脈内膜肥厚の成立過程を研究するため実験的アレルギー性関節炎の動脈変化について経時的な形態的観察を行った. 〔材料および方法〕大腸菌O:14株加熱死菌をまぜたFreundの不完全アジュバントでウサギを感作し, 抗体価の上昇を確認後同じ抗原による関節内惹起注射を行い, 経時的に関節組織を採取して組織標本を作製した. HE染色, EV染色, pH2.5アルシアンブルー染色を行い, さらに, pH4.1トルイジンブルーのメタクロマジーを観察した. またウサギIgGおよびフィブリノー...
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Veröffentlicht in: | 結合組織 1983, Vol.14 (3), p.234-235 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 慢性関節リウマチ(RA)の関節組織では滑膜の慢性炎症性変化とともに動脈内膜肥厚を伴うことが知られている. そこで, この動脈内膜肥厚の成立過程を研究するため実験的アレルギー性関節炎の動脈変化について経時的な形態的観察を行った. 〔材料および方法〕大腸菌O:14株加熱死菌をまぜたFreundの不完全アジュバントでウサギを感作し, 抗体価の上昇を確認後同じ抗原による関節内惹起注射を行い, 経時的に関節組織を採取して組織標本を作製した. HE染色, EV染色, pH2.5アルシアンブルー染色を行い, さらに, pH4.1トルイジンブルーのメタクロマジーを観察した. またウサギIgGおよびフィブリノーゲンの螢光抗体染色を行った. 一方, 超微構造は滑膜組織をグルタール・オスミウム酸混合固定液で固定し, エポキシ樹脂で包埋後超薄切片を作製し, ウラニール・鉛二重染色後電子顕微鏡で観察した. その他皮内反応や関節液のマクロファージ遊走阻上試験(MIT)を行った. |
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ISSN: | 0916-572X |