Osteoporosisの検討

Osteoporosis(以下Porosis)のX線診断は, 現在椎体の所見で行われている. しかし内科医は胸部X線写真に接する機会が多く, これに影写される鎖骨を指標としてporosisを診断しうるか否かについて検討した. 〔方法〕Porosisの診断は胸部X線写真で左鎖骨と左第一肋骨の交点から鎖骨に垂線を立て, 頭側骨皮膚をa, 鎖骨幅をbとし, b/aを鎖骨指数(CI)とした. CIが8またはそれ以上になると椎体の骨梁消失ないし変形をみとめ, Porosisと診断しうると思われた. 一方対象はRA群と健康対照群で, それぞれ男女別に年齢を10歳代ごとに分けCIを算出して検討した. ついで...

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Veröffentlicht in:結合組織 1982, Vol.13 (4), p.391-392
Hauptverfasser: 海沼滋典, 佐藤俊祐, 輿石義晴, 松浦美喜雄, 亀田実
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:Osteoporosis(以下Porosis)のX線診断は, 現在椎体の所見で行われている. しかし内科医は胸部X線写真に接する機会が多く, これに影写される鎖骨を指標としてporosisを診断しうるか否かについて検討した. 〔方法〕Porosisの診断は胸部X線写真で左鎖骨と左第一肋骨の交点から鎖骨に垂線を立て, 頭側骨皮膚をa, 鎖骨幅をbとし, b/aを鎖骨指数(CI)とした. CIが8またはそれ以上になると椎体の骨梁消失ないし変形をみとめ, Porosisと診断しうると思われた. 一方対象はRA群と健康対照群で, それぞれ男女別に年齢を10歳代ごとに分けCIを算出して検討した. ついでRA群をステロイド投与群と非投与群に分けてやはり比較した. RA群は223例, 女子186例, 男子37例で, 健康対照群は171例, 女子129例, 男子42例であった. またRA群のうちステロイド投与群は68例, 女子61例, 男子7例で, 非投与群は155例で, 女子125例, 男子30例であった.
ISSN:0916-572X