落花生 (ナカテユタカ) の摂取が地域在住高齢者の認知機能に及ぼす影響

「1. 緒言」加齢に伴う認知機能低下は, 個人の生活習慣が大きく影響し認知症発症にも関連深い. 認知症は未だ根治療法が確立されておらず, 世界的にも増加の一途を辿っており, 生活習慣を含めた早期の予防法確立が期待されている. 世界保健機関は認知症及び認知機能低下予防のための具体的な12項目の介入手段をエビデンスや推奨レベルを記して提示し, その中では栄養について地中海風の食事やバランス良い健康的な食事が推奨されている. この食事による認知機能の低下予防には, 食事に内在する栄養素等の直接的作用と食事内容の改善に伴う糖尿病や心疾患などに対する危険因子低下を介した間接的作用との両作用の影響が含まれ...

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Veröffentlicht in:日本生理人類学会誌 2023-08, Vol.28 (3), p.71-84
Hauptverfasser: 加藤守匡, 関純一, 伊藤はるか, 倉田大輔
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. 緒言」加齢に伴う認知機能低下は, 個人の生活習慣が大きく影響し認知症発症にも関連深い. 認知症は未だ根治療法が確立されておらず, 世界的にも増加の一途を辿っており, 生活習慣を含めた早期の予防法確立が期待されている. 世界保健機関は認知症及び認知機能低下予防のための具体的な12項目の介入手段をエビデンスや推奨レベルを記して提示し, その中では栄養について地中海風の食事やバランス良い健康的な食事が推奨されている. この食事による認知機能の低下予防には, 食事に内在する栄養素等の直接的作用と食事内容の改善に伴う糖尿病や心疾患などに対する危険因子低下を介した間接的作用との両作用の影響が含まれると推察されている.
ISSN:1342-3215