乗馬運動が気分の改善と自律神経系および肩こり・腰痛に及ぼす効果について

「1. 緒言」これまで, 運動をする事によって, 身体機能と心肺機能の向上, 高血圧の予防, 骨代謝の改善, 筋肉量の増加による基礎代謝量の増加, 糖尿病の予防, 心理的効果, そして, 生活の質の改善が得られる事で健康を保持できる事が報告されている. 精神的・身体的に健康を回復・維持させる事を目的とした動物介在活動は, ヒトが動物と接触する事で, 高い有用性が得られるという事を報告している. 例えば, ヒトが動物と遊ぶ事で, 不安やストレスなどを軽減させる精神療法としての機能がある. また, 障害者が動物と活動をする事で, 筋力の増加が得られている事から, 運動療法としての機能もある. つま...

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Veröffentlicht in:日本生理人類学会誌 2017, Vol.22(4), pp.173-183
Hauptverfasser: 元山, 宏宇, 磯貝, 浩久, 向野, 義人, 山川, 烈
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. 緒言」これまで, 運動をする事によって, 身体機能と心肺機能の向上, 高血圧の予防, 骨代謝の改善, 筋肉量の増加による基礎代謝量の増加, 糖尿病の予防, 心理的効果, そして, 生活の質の改善が得られる事で健康を保持できる事が報告されている. 精神的・身体的に健康を回復・維持させる事を目的とした動物介在活動は, ヒトが動物と接触する事で, 高い有用性が得られるという事を報告している. 例えば, ヒトが動物と遊ぶ事で, 不安やストレスなどを軽減させる精神療法としての機能がある. また, 障害者が動物と活動をする事で, 筋力の増加が得られている事から, 運動療法としての機能もある. つまり, 動物介在活動は, 精神療法や運動療法としての役割によって, 心身に良い影響を与える事が出来る. 乗馬は, 動物介在活動の中で, 精神療法と運動療法の二つを同時に行う事が出来る特性があるため, 注目されている.
ISSN:1342-3215
2432-0986
DOI:10.20718/jjpa.22.4_173