冬季における日本人と韓国人の20代女性の素肌ならびに化粧肌の比較
皮膚色は各々の個人が持つ赤色(ヘモグロビン), 黄色(カロチン), 黒褐色(メラニン)という3つの色素の量や比率の違いによって異なることが知られている1)2). 皮膚色に関する研究については, 日本人女性の皮膚色に関して, すでにいくつかの報告がある. 園田ら3)は, 10代から50代までの女性の額, 頬, 首の色を測定し, 頬の色は他の部位に比べ, 最も赤みが強く, 首の色は黄色みが強いことを示している. 韓国人女性の皮膚色に関する研究としては, 李ら4)による20代および30代女性65名の額, 頬, 前腕の内側および外側を測定した報告がある. それによると, 前腕の内側は他の部位に比べ,...
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Veröffentlicht in: | 日本生理人類学会誌 2003/08/25, Vol.8(3), pp.119-125 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 皮膚色は各々の個人が持つ赤色(ヘモグロビン), 黄色(カロチン), 黒褐色(メラニン)という3つの色素の量や比率の違いによって異なることが知られている1)2). 皮膚色に関する研究については, 日本人女性の皮膚色に関して, すでにいくつかの報告がある. 園田ら3)は, 10代から50代までの女性の額, 頬, 首の色を測定し, 頬の色は他の部位に比べ, 最も赤みが強く, 首の色は黄色みが強いことを示している. 韓国人女性の皮膚色に関する研究としては, 李ら4)による20代および30代女性65名の額, 頬, 前腕の内側および外側を測定した報告がある. それによると, 前腕の内側は他の部位に比べ, 最も明るく, 頬は赤みが強いという. しかし, 両国の皮膚色に関する比較研究はない. また, 化粧については, 日本人は素肌に比べ明るめに, 韓国人は暗めに化粧をしていることが経験的に知られているにすぎない5). そこで, 本研究においては, 日本人と韓国人の20代の女性被験者を対象として, 両国人間の素肌ならびに化粧肌の色を測定し, 両者を比較することを目的とした. |
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ISSN: | 1342-3215 2432-0986 |
DOI: | 10.20718/jjpa.8.3_119 |