2-P5-9 摂食・嚥下リハビリテーションにおける統一した指導

【はじめに】 摂食・嚥下リハビリテーションチーム(以下チーム)は, 年間約80症例の食道がん手術患者に対しての活動をしている. 4年間, 活動を続けてきたが, 摂食・嚥下リハビリテーションの必要性を充分に理解した上で, 実施できているか疑問であった. 統一した指導ができるようにと作成したDVDの活用度も充分ではなかった. 【目的】 チーム以外のスタッフが, リハビリテーションに対する理解度を明らかにし, スタッフ全員が理解した上で統一した指導ができること, 昨年, 作成したDVDを活用できることを目的とした. 【方法】 当院消化器外科病棟の看護師33人に無記名で質問紙を用いて留置き法実施. 【...

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Veröffentlicht in:日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 2010, Vol.14 (3), p.602-602
Hauptverfasser: 久保珠美, 中川崇史, 大山美希, 彭英峰, 今本治彦, 西野仁, 齊藤務, 三木仁美, 松澤恵梨子, 菅野真美, 藥師寺優子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【はじめに】 摂食・嚥下リハビリテーションチーム(以下チーム)は, 年間約80症例の食道がん手術患者に対しての活動をしている. 4年間, 活動を続けてきたが, 摂食・嚥下リハビリテーションの必要性を充分に理解した上で, 実施できているか疑問であった. 統一した指導ができるようにと作成したDVDの活用度も充分ではなかった. 【目的】 チーム以外のスタッフが, リハビリテーションに対する理解度を明らかにし, スタッフ全員が理解した上で統一した指導ができること, 昨年, 作成したDVDを活用できることを目的とした. 【方法】 当院消化器外科病棟の看護師33人に無記名で質問紙を用いて留置き法実施. 【結果】 チーム活動は4年になるが, チーム内だけの活動になっており, 病棟スタッフの理解, 協力が得られるには至っていなかった. そのため, 統一した指導できるために作成したDVDも活用できていなかった. スタッフがチーム活動に関心があることも明らかとなった. 【考察】 スタッフのチームへの関心を軽減させないように, チーム活動をスタッフと共有できる場が必要であり, 定期的に意見交換し, チームだけの活動にしないことが重要である. 患者教育のために作成したDVD作成したが, それだけに終わらず, スタッフ教育にも活用し, 統一した看護が提供できるようにしていく必要がある.
ISSN:1343-8441