2-7-9 急性期脳卒中患者における初回評価時の改訂水のみテスト評価結果の背景要因と経口摂取帰結に関する検討
【はじめに】 急性期脳卒中患者への摂食・嚥下リハビリテーションプログラムの運用に関して, 初回評価時に改訂水のみテスト(以下MWSTと略す)を中心とした経口摂取のステップアップを行っている. 今回, MWST評価結果に関連する背景要因, 退院時経口移行, 移行までの日数などを比較した. 【対象者および方法】 平成19年度から3年間に摂食機能療法で介入した脳卒中患者454名(死亡退院42名を除く). 分析はSASW Statistics18を使用し有意水準は5%とした. 【結果】 平均年齢69.4±13歳, 初回評価時のMWST実施困難者は26名(5.7%), その中で経口移行者は10名(38....
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Veröffentlicht in: | 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 2010, Vol.14 (3), p.528-528 |
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Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【はじめに】 急性期脳卒中患者への摂食・嚥下リハビリテーションプログラムの運用に関して, 初回評価時に改訂水のみテスト(以下MWSTと略す)を中心とした経口摂取のステップアップを行っている. 今回, MWST評価結果に関連する背景要因, 退院時経口移行, 移行までの日数などを比較した. 【対象者および方法】 平成19年度から3年間に摂食機能療法で介入した脳卒中患者454名(死亡退院42名を除く). 分析はSASW Statistics18を使用し有意水準は5%とした. 【結果】 平均年齢69.4±13歳, 初回評価時のMWST実施困難者は26名(5.7%), その中で経口移行者は10名(38.5%), 経口移行までの平均日数は30.8日であった. 1~2点は13名(2.9%), 経口移行者8名(61.5%), 経口移行までの平均日数30.5日. 3点は95名(20.9%), 経口移行者85名(89.5%), 経口移行までの平均日数14.2日. 4~5点は320名(70.5%), 経口移行者318名(99.4%), 移行までの平均日数4.3日であった. また, 経口移行のみになった421名中MWST 3点以下103名中の経口移行までの平均日数は17.1日, 4点以上318名の平均日数は4.3日であった. MWST評価点の背景要因を検討するために, 単変量分析を行った結果, 年齢, 入院時JCS, 入院時肺炎, 介入までの日数, 高次脳機能障害に差があった(p |
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ISSN: | 1343-8441 |