1-7-19 固形物の咀嚼および摂食による呼吸運動の変化

【目的】 咀嚼物の咀嚼や摂食によって呼吸運動がどのように変化するかを, 3次元動作解析装置を用いて測定し, その特徴を検討すること. 【方法】 対象は健常男性8名(年齢27.8±4.4歳). 対象者には呼吸運動を測定するための反射マーカーを体表面に86個, 咀嚼および嚥下運動抽出用の反射マーカーを頤と喉頭隆起にそれぞれ取り付け, 3次元動作解析システム(Motion Analysis社製Mac 3D System)を用いて測定した. 測定は端座位で行い, 安静時呼吸1分, 12グラムのチューインガムの咀嚼1分, 20グラムのバナナ4片の摂食中の呼吸運動を測定した. 安静時, チューインガム咀嚼...

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Veröffentlicht in:日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 2010, Vol.14 (3), p.385-385
Hauptverfasser: 野添匡史, 間瀬教史, 高嶋幸恵, 松下和弘, 荻野真知子, 福岡達之, 和田智弘, 寺山修史, 福田能啓, 道免和久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】 咀嚼物の咀嚼や摂食によって呼吸運動がどのように変化するかを, 3次元動作解析装置を用いて測定し, その特徴を検討すること. 【方法】 対象は健常男性8名(年齢27.8±4.4歳). 対象者には呼吸運動を測定するための反射マーカーを体表面に86個, 咀嚼および嚥下運動抽出用の反射マーカーを頤と喉頭隆起にそれぞれ取り付け, 3次元動作解析システム(Motion Analysis社製Mac 3D System)を用いて測定した. 測定は端座位で行い, 安静時呼吸1分, 12グラムのチューインガムの咀嚼1分, 20グラムのバナナ4片の摂食中の呼吸運動を測定した. 安静時, チューインガム咀嚼時, バナナ摂食時の呼吸運動の全対象者の平均値を算出し, さらに各対象者内における呼吸運動の不規則性について変動係数を用いて比較した. 【結果】 安静時と比べガム咀嚼時, バナナ摂食時に一回換気量, duty cycleは変化しないが, 呼吸数が増加することで分時換気量は有意に増加した(p
ISSN:1343-8441