II-P5-16 熊本県内での居宅, 施設における要介護高齢者における口腔ケア, 摂食機能療法の実態調査
【緒言】今回, われわれは熊本県内の在宅, 施設での要介護高齢者に対しての口腔ケア, 摂食嚥下リハビリテーションの実態を調査する目的で, 施設職員に対してアンケートを施行した. 【対象】熊本県下の通所介護施設, グループホーム, 老人保健施設, 特別養護老人ホームで働く職員計278人に施行した. 【方法】調査は熊本県下の通所介護施設, グループホーム, 老人保健施設, 特別養護老人ホームにアンケート用紙を郵送し, そこで勤務する職員自身に記入してもらい郵送により回収した. 【結果】口腔ケアを行なったことがあると回答した職員は91.8%, 口腔内の汚れが誤嚥性肺炎の原因となる可能性があることを知...
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Veröffentlicht in: | 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 2008, Vol.12 (3), p.475-475 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【緒言】今回, われわれは熊本県内の在宅, 施設での要介護高齢者に対しての口腔ケア, 摂食嚥下リハビリテーションの実態を調査する目的で, 施設職員に対してアンケートを施行した. 【対象】熊本県下の通所介護施設, グループホーム, 老人保健施設, 特別養護老人ホームで働く職員計278人に施行した. 【方法】調査は熊本県下の通所介護施設, グループホーム, 老人保健施設, 特別養護老人ホームにアンケート用紙を郵送し, そこで勤務する職員自身に記入してもらい郵送により回収した. 【結果】口腔ケアを行なったことがあると回答した職員は91.8%, 口腔内の汚れが誤嚥性肺炎の原因となる可能性があることを知っている職員は90.6%と高い数値を示しており, 口腔ケアへの認識は高まっていた. また利用者の方が誤嚥していると思うことがあるは87.7%と高い数値を示した半面, 摂食機能改善への取り組みを行なっていると回答した職員は37.8%と低い数値であり, 摂食機能に問題が生じたときに相談できるところが有るかの問いには37.8%が無いと答えており, また歯科医師, 歯科衛生士が摂食機能療法を行なえることを知っていると回答した職員は48.6%と半数を切る低い値であった. 以上より介護の現場では摂食機能に何らかの問題があるにもかかわらず, 対処できていないという事実が浮き彫りになり, また歯科医師, 歯科衛生士が摂食機能療法を行なえるということを知っている人も少ないという現実が明らかになった. |
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ISSN: | 1343-8441 |