II-P5-3 嚥下リハビリ活動報告~当院における現状
【はじめに】昨年本学会において嚥下リハビリテーション活動(もぐもぐ会)の活動報告をした. 昨年1年間の活動で食べることの必要性は院内に浸透したが, もぐもぐ会への参加が平均20名/月と少なく, また, すべての患者様に統一した技術の提供・早期介入はなされていなかった. それは何故なのかを検討し勉強会の方向性を「安全に食する」に焦点をあてH19年度は活動した. その結果得たことと今後の課題が見えてきたのでここに報告する. 【取り組み】活動内容(もぐもぐ会):全スタッフ対象, 毎月第4火曜日18時から19時内容:解剖生理 ポジショニング 食形態 の3項目を2ヶ月ずつ開催. 最終月にペーパーテストと...
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Veröffentlicht in: | 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 2008, Vol.12 (3), p.469-469 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【はじめに】昨年本学会において嚥下リハビリテーション活動(もぐもぐ会)の活動報告をした. 昨年1年間の活動で食べることの必要性は院内に浸透したが, もぐもぐ会への参加が平均20名/月と少なく, また, すべての患者様に統一した技術の提供・早期介入はなされていなかった. それは何故なのかを検討し勉強会の方向性を「安全に食する」に焦点をあてH19年度は活動した. その結果得たことと今後の課題が見えてきたのでここに報告する. 【取り組み】活動内容(もぐもぐ会):全スタッフ対象, 毎月第4火曜日18時から19時内容:解剖生理 ポジショニング 食形態 の3項目を2ヶ月ずつ開催. 最終月にペーパーテストと, スクリーニングテストの実践を行い終了証発行. 年度末にもぐもぐ会についてのアンケートを全スタッフに実施. 【結果】勉強会参加人数平均42名(各月)アンケート回収率71% アンケートからの意見 勉強会の内容が良かった50% 役立った42% 今後参加したい46%【今後の課題・まとめ】今回の取り組みの結果, もぐもぐ会への参加人数は平均42名と昨年度の2倍の出席率を上げ, 今までの内容より参加しやすい内容・企画であったといえる. 反面, アンケート結果を見ると各部署でリハビリに対する温度差があり必要ではない, 興味がない, 対象がいないからやりたくないと答えるスタッフが全体の8%存在する. 参加人数は増加したが, それ以上のことは全てのスタッフに受け入れられるわけではなく, 限界があるのだと感じた. 今後はこれを課題とし, 部署を問わずに嚥下リハビリが必要であることを院内全体に啓蒙していかなければならない. H20年度の勉強会の参加はNST委員+自由参加型とし, 「リンクナースの育成」を目指し, 各病棟のリンクナースを中心にリハビリの在り方を共に検討していきたい. これらを踏まえH20年度の目標を「急性期病院の経口摂取の開始時期を見極める」とし活動を実施していく予定である. |
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ISSN: | 1343-8441 |