I-P2-9 口腔衛生状態評価用細菌数測定器の開発(第二報)モニタリング機器としての有用性の検討

【目的】私たちは, 口腔ケアの実施にあたり, 口腔ケア・マネジメントの手法を用いている. 口腔ケア・マネジメントとは, 口腔衛生状態や口腔機能の的確なアセスメントやリスク評価に基づくケア計画の立案, 実施, 再評価というPDCAサイクルに則った, 質の高い多職種協同型のシステムである. 本研究は, 介護老人福祉施設における口腔ケア・マネジメントのモニタリング機器として, 評価用細菌数測定器を開発しその有用性について検討した. 【対象と方法】山梨県にある介護老人福祉施設の入居者に対して口腔ケア・マネジメントを実施した. 口腔ケア・マネジメントは, 口腔内状態, 口腔衛生状態, 口腔機能の評価を行...

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Veröffentlicht in:日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 2008, Vol.12 (3), p.331-331
Hauptverfasser: 菊谷武, 田村文誉, 戸原雄, 片桐陽香, 濱田了, 高木愛理, 稲口哲也, 小西清司, 高橋幸裕, 矢島彩子, 吉田光由, 米山武義
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】私たちは, 口腔ケアの実施にあたり, 口腔ケア・マネジメントの手法を用いている. 口腔ケア・マネジメントとは, 口腔衛生状態や口腔機能の的確なアセスメントやリスク評価に基づくケア計画の立案, 実施, 再評価というPDCAサイクルに則った, 質の高い多職種協同型のシステムである. 本研究は, 介護老人福祉施設における口腔ケア・マネジメントのモニタリング機器として, 評価用細菌数測定器を開発しその有用性について検討した. 【対象と方法】山梨県にある介護老人福祉施設の入居者に対して口腔ケア・マネジメントを実施した. 口腔ケア・マネジメントは, 口腔内状態, 口腔衛生状態, 口腔機能の評価を行い, それをもとに歯科衛生士がケアプランをたて, 介入を行うもので, その際ケアの質の評価およびケアプランの変更をするためにモニタリングの実施が求められる. 食物残渣の量やプラークインデックス, 舌苔の付着状況などの通常のモニタリング項目に加えて, 同機器により細菌数の測定を行い, その結果をケアプランの修正にあてた. 【結果と考察】介入によって細菌数の有意な減少が認められた(p
ISSN:1343-8441