(II-P4-15)嚥下リハビリ活動報告~もぐもぐ会発足・第二報

【はじめに】第11回日本摂食嚥下リハビリテーション学会において, 平成15年度より, 固定チームナーシングの一貫ではじめた『嚥下リハビリテーションの取り組み』が, 独立した『もぐもぐ会』という有志の形で院内全体への働きかけをした活動を報告した. 今回の学会では, この1年間の取り組みの実際と, 院内スタッフへのアンケート調査を行うことにより, 平成18年度の新たな課題, 方向性を見出すことができたのでここに報告する. 【活動内容・方法】毎月第4火曜日18時 *参加者・呼吸器内科看護師, 栄養課が中心他病棟のスタッフ数名, 院外の歯科・施設関係者 *内容・食べることに必要な知識, マニュアルの説...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 2006, Vol.10 (3), p.473-473
Hauptverfasser: 根岸久美子, 田中厚子, 柴崎忍, 土屋誉, 佐藤敦子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:【はじめに】第11回日本摂食嚥下リハビリテーション学会において, 平成15年度より, 固定チームナーシングの一貫ではじめた『嚥下リハビリテーションの取り組み』が, 独立した『もぐもぐ会』という有志の形で院内全体への働きかけをした活動を報告した. 今回の学会では, この1年間の取り組みの実際と, 院内スタッフへのアンケート調査を行うことにより, 平成18年度の新たな課題, 方向性を見出すことができたのでここに報告する. 【活動内容・方法】毎月第4火曜日18時 *参加者・呼吸器内科看護師, 栄養課が中心他病棟のスタッフ数名, 院外の歯科・施設関係者 *内容・食べることに必要な知識, マニュアルの説明会, 試食会 *アンケート調査(看護職員226名) *アンケート内容(口腔ケア・嚥下リハビリについての考え方, 実態調査【結果】17年度1月~12月(呼吸器内科43床)嚥下テスト・リハビリを行った患者様38名(月平均3.1人, 平均年齢82.26歳)*【アンケート結果】アンケート回収率84% 1. 口腔ケアの必要を感じている, 行っている 2. 『食べる』ことは必要か(はい・100%) 3. 患者様にリハビリを必要と感じたことは. (はい82.1%)【まとめ】私達は1年間『食べる』ことについて, 院内のスタッフへ理解を深めるべく活動をしてきた. 今回のアンケート結果からもわかるように8割以上のスタッフが嚥下リハビリテーションの必要性を感じていることがわかった. スタッフの意識の高さを実感し, この1年間の活動は意味のあるものと感じている. 『食』することは人間の欲求であり生きる源である. その欲求を満たすために私達看護師に何ができるのか. 高齢化が進むなか, すべての患者様に今後必要であるケアといえる. 18年度はNST委員会のチームとして本格的に活動を開始する. 各病棟, 個々のレベルにあった勉強会の実施, またリハビリの標準化ができるよう取り組んでいきたい.
ISSN:1343-8441