(II-7-6)経皮内視鏡的胃瘻造設術後の嚥下訓練有効例と無効例の検討

【はじめに】重症嚥下障害例に対して, PEG施行後の嚥下訓練が有効であった症例と, 無効であった症例に分けて, 比較検討したので報告する. 【対象】2002年8月から2006年4月までに当院でPEGを施行した41症例(男性15人, 女性26人, 平均年齢81.1±8.6歳). 摂食・嚥下グレードで1以上の改善が認められた症例を有効例, 不変または悪化した症例を無効例とした. 基礎疾患は, 脳梗塞後遺症18例, 脳出血後遺症10例, 食道狭窄3例, 廃用症候群3例, パーキンソン病2例, 脳腫瘍1例, 封入体性筋炎1例, 胃癌1例, 脳挫傷1例, アルツハイマー病1例であった. 【結果】有効例は...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Hauptverfasser: 福本礼, 佐藤央一
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:【はじめに】重症嚥下障害例に対して, PEG施行後の嚥下訓練が有効であった症例と, 無効であった症例に分けて, 比較検討したので報告する. 【対象】2002年8月から2006年4月までに当院でPEGを施行した41症例(男性15人, 女性26人, 平均年齢81.1±8.6歳). 摂食・嚥下グレードで1以上の改善が認められた症例を有効例, 不変または悪化した症例を無効例とした. 基礎疾患は, 脳梗塞後遺症18例, 脳出血後遺症10例, 食道狭窄3例, 廃用症候群3例, パーキンソン病2例, 脳腫瘍1例, 封入体性筋炎1例, 胃癌1例, 脳挫傷1例, アルツハイマー病1例であった. 【結果】有効例は24例(男性8例, 女性16例, 平均年齢78.6±8.6歳, 平均HDS-R 2.42±5.49, 平均BI 3.54±6.34), 無効例は17例(男性7人, 女性10人, 平均年齢85.5±7.7歳, 平均HDS-R 0, 平均BI 0.59±2.43)で, 有効例は無効例よりも有意に若く(P
ISSN:1343-8441