II-P6-1 当院を退院した摂食・嚥下障害患者に関する追跡調査
【目的】当院は平均在院日数の短縮を求められる特定機能病院であり, 入院中に摂食嚥下リハビリテーションを行った後, 不十分な指導のまま退院する患者が少なくない. 前回, 我々は当院退院後の摂食, 嚥下障害患者の現状調査の結果を報告した. それをふまえ, 職種間連絡システムなどを導入し, 栄養指導の充実をはかった. 今回, 前回同様のアンケート調査を行い, 結果を前回と比較した. 【対象】入院中に何らかの嚥下障害を認め当科に依頼され評価, 訓練を行った患者で, 平成16年6月から平成17年1月までの間に退院した85例. 【方法】アンケート郵送による調査を行った. 内容は, 栄養摂取形態, 食事指導...
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Veröffentlicht in: | 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 2005, Vol.9 (3), p.427-427 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】当院は平均在院日数の短縮を求められる特定機能病院であり, 入院中に摂食嚥下リハビリテーションを行った後, 不十分な指導のまま退院する患者が少なくない. 前回, 我々は当院退院後の摂食, 嚥下障害患者の現状調査の結果を報告した. それをふまえ, 職種間連絡システムなどを導入し, 栄養指導の充実をはかった. 今回, 前回同様のアンケート調査を行い, 結果を前回と比較した. 【対象】入院中に何らかの嚥下障害を認め当科に依頼され評価, 訓練を行った患者で, 平成16年6月から平成17年1月までの間に退院した85例. 【方法】アンケート郵送による調査を行った. 内容は, 栄養摂取形態, 食事指導, 食事への意識, 満足度などに関する項目とした. 【結果】50例より回答を得, そのうち在宅患者は36例. 栄養指導を受けた割合は前回24%今回53%と増加を認めた. しかし, むせやすい食材を知っていると回答した割合は指導群82%, 非指導群30%であるにもかかわらず, 意識して飲み込みやすい食材を使用している割合は指導群64%, 非指導群60%であった. 【結論】システム導入により, 栄養指導件数は増加したが, 内容などについては今後さらに検討を要すると考えられた. |
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ISSN: | 1343-8441 |