間質性肺疾患患者における呼吸リハビリテーションが身体活動量に与える影響

【目的】間質性肺疾患(以下,ILD)における呼吸リハビリテーション(以下,PR)が身体活動量に与える影響を検討すること。【方法】特発性肺線維症(以下,IPF)14 例,その他のILD(以下,non-IPF)17例を対象として10 週間のPR を実施し,介入前後で歩数および臨床指標を比較した。【結果】IPF,non-IPF ともに6 分間歩行距離(IPF:442 →453 m,p=0.047,non-IPF:395 →470 m,p=0.033)および下肢筋力(IPF:73.0 →85.5 Nm,p=0.009,non-IPF:62.5 →76.5 Nm,p=0.035)に有意な改善を認めたが,...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 2022, Vol.49(1), pp.8-14
Hauptverfasser: 新貝, 和也, 小川, 智也, 渡邉, 文子, 平澤, 純, 三嶋, 卓也, 古川, 拓朗, 長江, 優介, 近藤, 康博, 木村, 智樹, 松田, 俊明, 片岡, 健介, 横山, 俊樹, 山野, 泰彦, 神津, 玲
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】間質性肺疾患(以下,ILD)における呼吸リハビリテーション(以下,PR)が身体活動量に与える影響を検討すること。【方法】特発性肺線維症(以下,IPF)14 例,その他のILD(以下,non-IPF)17例を対象として10 週間のPR を実施し,介入前後で歩数および臨床指標を比較した。【結果】IPF,non-IPF ともに6 分間歩行距離(IPF:442 →453 m,p=0.047,non-IPF:395 →470 m,p=0.033)および下肢筋力(IPF:73.0 →85.5 Nm,p=0.009,non-IPF:62.5 →76.5 Nm,p=0.035)に有意な改善を認めたが,身体活動量には有意な変化を認めなかった(IPF:3,121 →2,056 歩,p=0.363,non-IPF:2,275 →2,510歩,p=0.499)。【結論】PR はILD の身体活動量の改善効果は認めず,より身体活動量に焦点をあてた介入が必要と考えられた。
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.12112