人工呼吸器装着患者の退院時における自立歩行の関連因子の検討
【目的】救命救急病棟(Emergency and Critical Care Ward;以下,ECCW)における人工呼吸器装着患者を対象に,退院時の自立歩行の可否に関連する因子を明らかにし,カットオフ値を検討すること。【方法】ECCW に入院し,24 時間以上の人工呼吸管理を要した100 例を対象とした。退院時の自立歩行の可否を従属変数,入院時の患者背景,血液検査データ,ECCW における精神機能,身体機能,身体活動状況を独立変数とし,ロジスティック回帰分析を行った。さらに,抽出因子,予測モデルスコア(以下,スコア)のカットオフ値を算出した。【結果】抽出因子とスコアのカットオフ値は,年齢79...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2021, Vol.48(5), pp.504-514 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】救命救急病棟(Emergency and Critical Care Ward;以下,ECCW)における人工呼吸器装着患者を対象に,退院時の自立歩行の可否に関連する因子を明らかにし,カットオフ値を検討すること。【方法】ECCW に入院し,24 時間以上の人工呼吸管理を要した100 例を対象とした。退院時の自立歩行の可否を従属変数,入院時の患者背景,血液検査データ,ECCW における精神機能,身体機能,身体活動状況を独立変数とし,ロジスティック回帰分析を行った。さらに,抽出因子,予測モデルスコア(以下,スコア)のカットオフ値を算出した。【結果】抽出因子とスコアのカットオフ値は,年齢79 歳,血清総蛋白値(Serum Total Protein;以下,TP)6.1 g/dL,Intensive Care Unit Mobility Scale(以下,IMS)level 6,スコア0.72 であった。【結論】年齢,TP,IMS は,人工呼吸器装着患者の退院時の自立歩行に関連する可能性が示唆された。 |
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ISSN: | 0289-3770 2189-602X |
DOI: | 10.15063/rigaku.11974 |