連載第10回 膝前十字靭帯 (ACL) 損傷理学療法診療ガイドライン

「はじめに」 著者らは2011(平成23)年に日本理学療法士協会理学診療ガイドライン・膝前十字靭帯(以下, ACL)損傷理学療法ガイドラインを作成した. その後, ガイドラインをいかに臨床場面で活用できるかを考え, Q&Aを作成し以前より日本鋼管病院ホームページに公表している(http://www.koukankai.or.jp/site_data/nihonkoukan/files/ACLGuideQ%26A.pdf). ACL損傷は, 所属する施設により治療にあたる機会にばらつきがあると思われる. そこで本稿は「年に数回程度のみACL損傷の患者を担当する機会のある」理学療法士と,...

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Veröffentlicht in:理学療法学 2015-12, Vol.42 (7), p.604-613
Hauptverfasser: 長妻香織, 川島敏生, 大見頼一, 前田慎太郎, 宮本謙司, 尹成祚, 川島達宏
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」 著者らは2011(平成23)年に日本理学療法士協会理学診療ガイドライン・膝前十字靭帯(以下, ACL)損傷理学療法ガイドラインを作成した. その後, ガイドラインをいかに臨床場面で活用できるかを考え, Q&Aを作成し以前より日本鋼管病院ホームページに公表している(http://www.koukankai.or.jp/site_data/nihonkoukan/files/ACLGuideQ%26A.pdf). ACL損傷は, 所属する施設により治療にあたる機会にばらつきがあると思われる. そこで本稿は「年に数回程度のみACL損傷の患者を担当する機会のある」理学療法士と, 「スポーツ現場でのみACL損傷とかかわる」理学療法上をおもな対象とし, 理学療法診療を進めていくうえで有用となるようQ&Aを抜粋・再編した. ACL損傷について膝関節は股関節のような骨自体の安定性は低く, 靱帯, 半月板, 筋や腱などの組織が安定性に大きく関与している.
ISSN:0289-3770