COPD患者における低強度運動療法を主体とした在宅呼吸リハビリテーションが身体活動量に与える影響

【目的】COPD患者における低強度運動療法を主体とした在宅呼吸リハビリテーション(以下,呼吸リハ)が身体活動量(以下,PA)に与える影響を検討する。【方法】対象は呼吸リハ未経験のCOPD患者15例(年齢76±8歳,%FEV_1:56.6±18.7%)であり,PAの評価には3軸加速度計A-MES^を用いた。呼吸リハ開始前(以下,開始前)と呼吸リハ開始後1年(以下,1年目)における,呼吸・身体機能評価とPAを比較した。また,PAと呼吸・身体機能評価の変化量同士の関連性を検討した。【結果】開始前と比較し,1年目では歩行時間は有意に増加し,臥位時間は有意に減少した。呼吸リハ前後におけるBODE ind...

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Veröffentlicht in:理学療法学 2015/06/20, Vol.42(3), pp.220-227
Hauptverfasser: 川越, 厚良, 清川, 憲孝, 菅原, 慶勇, 高橋, 仁美, 坂田, 俊一, 佐竹, 將宏, 塩谷, 隆信
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】COPD患者における低強度運動療法を主体とした在宅呼吸リハビリテーション(以下,呼吸リハ)が身体活動量(以下,PA)に与える影響を検討する。【方法】対象は呼吸リハ未経験のCOPD患者15例(年齢76±8歳,%FEV_1:56.6±18.7%)であり,PAの評価には3軸加速度計A-MES^を用いた。呼吸リハ開始前(以下,開始前)と呼吸リハ開始後1年(以下,1年目)における,呼吸・身体機能評価とPAを比較した。また,PAと呼吸・身体機能評価の変化量同士の関連性を検討した。【結果】開始前と比較し,1年目では歩行時間は有意に増加し,臥位時間は有意に減少した。呼吸リハ前後におけるBODE index,6MWDや下肢筋力の変化量と,1日の歩行時間の変化量は有意な相関関係を示した。【結論】低強度運動療法を主体とした在宅呼吸リハにより,PAの増加がみられ,身体機能の向上が歩行時間の増加と関連している可能性も示唆された。
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.KJ00009989970