半側空間無視症例に対するロッドアダプテーションが空間認知・姿勢制御に与える効果に関する研究 : 健常者における基礎的検討(平成25年度研究助成報告書)

半側空間無視(以下,USN)の治療として,プリズムアダプテーション療法(以下,PA)が知られている。より簡便な方法として目視する棒の位置より実際に握る棒の位置を左へ偏位させておき,そこへリーチ動作を行うロットアダプテーション療法(以下,RA)という方法が提案されたが追試例がない。そこで今回,健常者を対象にPA同様の効果が得られるかを比較検証した。対照課題,PA課題,RA課題,(段階的に偏位させる)段階的RA課題を行ったが課題間の有意差は得られなかった。段階的RA課題の前後でのみ体幹正中認知に有意差がみられた。...

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Veröffentlicht in:理学療法学 2015/04/20, Vol.42(2), pp.170-171
Hauptverfasser: 沼尾, 拓, 似鳥, 藍子, 井出, 彰吾, 渡村, 陽子, 熊橋, 馨子, 星野, 泰地, 山田, 隆介
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:半側空間無視(以下,USN)の治療として,プリズムアダプテーション療法(以下,PA)が知られている。より簡便な方法として目視する棒の位置より実際に握る棒の位置を左へ偏位させておき,そこへリーチ動作を行うロットアダプテーション療法(以下,RA)という方法が提案されたが追試例がない。そこで今回,健常者を対象にPA同様の効果が得られるかを比較検証した。対照課題,PA課題,RA課題,(段階的に偏位させる)段階的RA課題を行ったが課題間の有意差は得られなかった。段階的RA課題の前後でのみ体幹正中認知に有意差がみられた。
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.KJ00009930387