脳卒中患者の回復期リハビリテーション病棟退院後の転倒予測要因に関する研究: 自宅内自立歩行可能な在宅脳卒中患者を対象として
【目的】脳卒中患者の退院直前の各種医療情報を多変量解析することで転倒予測に関わる要因を検討することを目的とした。【方法】対象は,当院を退院した脳卒中患者64名である。退院時の年齢,性別などのプロフィールの他,Functional Independence Measure,Stroke Impairment Assessment Set,最大歩行速度,下肢装具,杖,転倒に関わる薬剤の使用,Mini-Mental State Examination,入院中の転倒などを測定・調査し,変数増加法(尤度比)ロジスティック回帰分析から転倒予測要因を抽出した。【結果】退院6ヵ月後の転倒率は39.1%であった...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2012/04/20, Vol.39(2), pp.73-81 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】脳卒中患者の退院直前の各種医療情報を多変量解析することで転倒予測に関わる要因を検討することを目的とした。【方法】対象は,当院を退院した脳卒中患者64名である。退院時の年齢,性別などのプロフィールの他,Functional Independence Measure,Stroke Impairment Assessment Set,最大歩行速度,下肢装具,杖,転倒に関わる薬剤の使用,Mini-Mental State Examination,入院中の転倒などを測定・調査し,変数増加法(尤度比)ロジスティック回帰分析から転倒予測要因を抽出した。【結果】退院6ヵ月後の転倒率は39.1%であった。転倒が予測されたのは最大歩行速度が時速2.5km以下の患者と,下肢装具を使用している患者であった。【結論】脳卒中患者の歩行速度には運動麻痺が大きく影響し,下肢装具は運動機能の補助として使用されることを考慮すると,下肢運動麻痺と深く関連する因子が転倒予測因子として抽出されたと考えられた。 |
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ISSN: | 0289-3770 2189-602X |
DOI: | 10.15063/rigaku.KJ00008046835 |