食道癌患者における積極的な術前呼吸リハビリテーションと術後呼吸器合併症との関係
【目的】食道癌の診断による食道切除再建術施行患者について,術前より積極的な呼吸リハを実施することが術後呼吸器合併症予防につながるかを検討することである。【方法】対象は,食道切除再建術を施行した患者84名(男性72名,女性12名,平均年齢66.1 ± 8.8歳)とし,積極的な術前呼吸リハを実施できた群(実施群)53名(男性44名,女性9名,平均年齢67.0 ± 9.3歳)と積極的な術前呼吸リハが実施できなかった群(非実施群)31名(男性28名,女性3名,平均年齢64.6 ± 7.9歳)の2群に分け,術後呼吸器合併症の発症率を比較検討した。【結果】術後呼吸器合併症は実施群では4名(7.5%),非実...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2011/06/20, Vol.38(3), pp.201-206 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】食道癌の診断による食道切除再建術施行患者について,術前より積極的な呼吸リハを実施することが術後呼吸器合併症予防につながるかを検討することである。【方法】対象は,食道切除再建術を施行した患者84名(男性72名,女性12名,平均年齢66.1 ± 8.8歳)とし,積極的な術前呼吸リハを実施できた群(実施群)53名(男性44名,女性9名,平均年齢67.0 ± 9.3歳)と積極的な術前呼吸リハが実施できなかった群(非実施群)31名(男性28名,女性3名,平均年齢64.6 ± 7.9歳)の2群に分け,術後呼吸器合併症の発症率を比較検討した。【結果】術後呼吸器合併症は実施群では4名(7.5%),非実施群では8名(25.8%)と実施群において有意に術後呼吸器合併症が低下していた(p = 0.02)。【結論】食道切除再建術施行患者において,術前からの積極的な呼吸リハ介入により術後呼吸器合併症が予防できることが示唆された。 |
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ISSN: | 0289-3770 2189-602X |
DOI: | 10.15063/rigaku.KJ00007296813 |