連載第2回 ボバースアプローチ,現在そして将来にわたり発展しつづける概念と治療実践 その1: ICFに基づいた評価と治療
「はじめに」2005年7月アメリカのソルトレイクシティで開催されたIII STEP会議(Summer Institute on Translating Evidence into Practice Conference:アメリカPT協会が研究と臨床を結びつける目的で1966年と1990年に続いて開催した3回目の会議)において, ボバース概念は最も神経学的知識に基づいた臨床を展開している世界的な組織として評価されたが, 同時に今後の課題も提示された. ボバース概念の指導者で理学療法士でもあるKatherine J. SullivanがIII STEP会議から5年経過した現在, そしてこれからの課...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2010/04/20, Vol.37(2), pp.122-126 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」2005年7月アメリカのソルトレイクシティで開催されたIII STEP会議(Summer Institute on Translating Evidence into Practice Conference:アメリカPT協会が研究と臨床を結びつける目的で1966年と1990年に続いて開催した3回目の会議)において, ボバース概念は最も神経学的知識に基づいた臨床を展開している世界的な組織として評価されたが, 同時に今後の課題も提示された. ボバース概念の指導者で理学療法士でもあるKatherine J. SullivanがIII STEP会議から5年経過した現在, そしてこれからの課題を「現在の神経系理学療法士の実践とは?」1)という論文の中で「III STEPからのメッセージトップ10」としてまとめている(表1). それによると治療概念のモデルとして, 1. 個々の患者の要求のために, 理学療法を概念化するモデルとしてICFの使用. 2. 神経科学で確認されている神経可塑性の原則を神経リハビリテーションに適応すること, という2点を挙げている1). |
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ISSN: | 0289-3770 2189-602X |
DOI: | 10.15063/rigaku.KJ00006325239 |