超音波画像診断装置による大腿四頭筋筋形態の検討-変形性膝関節症患者との比較
変形性膝関節症患者(以下膝OA)の大腿四頭筋機能低下に関する報告は多々なされているが, 形態学的変化に対する報告は乏しい. そこで今回, 超音波画像診断装置を用いて健常者と膝OAの内側広筋の近位遠位部(以下VMP, VMD), 外側広筋の近位遠位部(以下VLP, VLD)における羽状角の計測比較を行い, 膝OAの形態学的変化について検討を行なった. 対象は, 十分な説明を行い, 同意の得られた健常者8名10肢(男性2名, 女性6名, 平均年齢30. 6歳), 膝OA3名3肢であった. 〈症例1>77歳, 右膝OAgrade1〈症例2〉68歳, 両膝OAgrade1〈症例3〉63歳, 右膝...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2004, Vol.31 (suppl-2.2), p.516-516 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 変形性膝関節症患者(以下膝OA)の大腿四頭筋機能低下に関する報告は多々なされているが, 形態学的変化に対する報告は乏しい. そこで今回, 超音波画像診断装置を用いて健常者と膝OAの内側広筋の近位遠位部(以下VMP, VMD), 外側広筋の近位遠位部(以下VLP, VLD)における羽状角の計測比較を行い, 膝OAの形態学的変化について検討を行なった. 対象は, 十分な説明を行い, 同意の得られた健常者8名10肢(男性2名, 女性6名, 平均年齢30. 6歳), 膝OA3名3肢であった. 〈症例1>77歳, 右膝OAgrade1〈症例2〉68歳, 両膝OAgrade1〈症例3〉63歳, 右膝OAgradel. 上前腸骨棘と膝蓋骨上縁を結んだ線の下から1/5を遠位部, 2/5を近位部とした. 安静時の膝関節角度0℃, 30℃, 60℃, 90℃における, VMP, VMD, VLP, VLDの羽状角の撮影を, 超音波画像診断装置ProSoundSSD-5500(ALOkm社製)を用いてそれぞれ5回行った. 得られた超音波画像から, ScionImageBeta4を用いて羽状角の計測を行い, 平均値ならびに角度変化時(1)0-30℃, (2)30-60℃, (3)60-90℃の羽状角変化量を算出した. データ解析は健常者の平均値, 羽状角変化量について検討した. 膝OA3例の羽状角変化量は, 健常者の平均値±SDと比較した. 統計処理はOne-factorANOVAを使用し, 危険率を5%とした. 健常者の平均値は, 全部位において屈曲角度の増加に伴い減少が認められた(P |
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ISSN: | 0289-3770 |