肩腱板修復術後の筋力に関する検討

肩腱板修復術後の筋力について, prerotational glide(以下preR. G), rotational glide(以下R. G), postrotational glide(以下post R. G)の3相における筋トルク値の回復について検討した. 2000年6月から2002年6月までに腱板損傷にて手術を行い, 6ヶ月以上追跡できた11例(男性2例, 女性2例)である. 平均年齢61. 8±9. 9歳手術側は, 右5例左6例, 術後追跡期間11, 7±2. 9ヶ月である. 肩の筋力測定には, バックレストが110℃の椅子に体幹と骨盤をベルトにて固定し, 測定機器CybexII+を...

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Veröffentlicht in:理学療法学 2004, Vol.31 (suppl-2.2), p.400-400
Hauptverfasser: 佐々木伸一, 嶋田誠一郎, 北出一平, 小川真裕美, 川原英夫, 小林茂, 馬場久敏
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:肩腱板修復術後の筋力について, prerotational glide(以下preR. G), rotational glide(以下R. G), postrotational glide(以下post R. G)の3相における筋トルク値の回復について検討した. 2000年6月から2002年6月までに腱板損傷にて手術を行い, 6ヶ月以上追跡できた11例(男性2例, 女性2例)である. 平均年齢61. 8±9. 9歳手術側は, 右5例左6例, 術後追跡期間11, 7±2. 9ヶ月である. 肩の筋力測定には, バックレストが110℃の椅子に体幹と骨盤をベルトにて固定し, 測定機器CybexII+を用い肩屈曲と外転筋力を測定した. 入力悼の軸は, 肩90℃挙上位と水平挙上位で肩峰の高さとし, 入力悼は90度挙上し肘伸展位で把持させた. ダイナモメータの回転速度は, 60℃/秒とし内外旋中間位で測定した. 測定に際し被検者には, 2~3回のウォーミングアップを行い「できるだけ早く腕を動かすように」と口頭で指示し3回測定した. 肩屈曲トルク値は, preR. Gとして伸展45℃から屈曲60℃までの最大トルク値と発揮角度R. Gとして屈曲80℃から120℃までの最小トルクと角度, postR. Gとして屈曲135℃から180℃までの最大トルク値と角度を計測した. 肩外転トルク値は, preR. Gとして外転0℃から60℃までの最大トルク値と発揮角度, R. Gとして外転80℃から120℃までの最小トルクと角度, postR. Gとして外転135℃から180℃までの最大トルク値と角度について計測した. 肩屈曲トルクは, preR. Gで患側3.9±1.4Kgm, 健側4.2±1.4Kgm, R. Gで患側1.9±. 0.8Kgm, 健側2.5±0.8Kgm, postR. Gで患側2.3±1.0Kgm, 健側2.8±1.1Kgmで, 患側および健側ともR. GとpostR. GはpreR. Gより有意(p
ISSN:0289-3770