511 卒業試験成績に対する規定因子の検討

本校では学内教育内容の総合的な修得度を判定する目的で, 最終学年度末に国家試験をモデルとした卒業試験を実施している. この卒業試験の成績が, 入学選考時の成績を含め, 学内教育課程のどのような因子によって規定されているかについては, 十分に追跡されていない. そこで, 入学試験成績, 学内成績, 臨床実習成績, 卒業試験成績の関係性について, 単相関分析およびパス解析を用いて検討した. 【対象と方法】本校リハビリテーション学科平成12~14年度卒業試験受験者の内, 一般受験により入学した学生1部62名(男35名, 女27名, 入学時年齢平均22.2±3.5歳), 2部77名(男44名, 女33...

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Veröffentlicht in:理学療法学 2004, Vol.31 (suppl-2.1), p.256-256
Hauptverfasser: 青柳秀城, 鈴木正則, 浅田春美, 森島健, 矢野幸彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本校では学内教育内容の総合的な修得度を判定する目的で, 最終学年度末に国家試験をモデルとした卒業試験を実施している. この卒業試験の成績が, 入学選考時の成績を含め, 学内教育課程のどのような因子によって規定されているかについては, 十分に追跡されていない. そこで, 入学試験成績, 学内成績, 臨床実習成績, 卒業試験成績の関係性について, 単相関分析およびパス解析を用いて検討した. 【対象と方法】本校リハビリテーション学科平成12~14年度卒業試験受験者の内, 一般受験により入学した学生1部62名(男35名, 女27名, 入学時年齢平均22.2±3.5歳), 2部77名(男44名, 女33名, 同平均24.7±4.1歳)を対象とした. 以下の5項目を変数とし, 単相関分析, 及び(5)の"卒業試験"を基準変数としたパス解析を行った. (1)入学学科試験(3科目の平均得点)(2)入学面接試験(3)学内成績(全学年履修科目の平均得点)(4)臨床実習成績(優良可不可を4321と得点化し, 3回の実習の平均得点)(5)卒業試験(基礎専門の合計点) 【結果および考察】1. 単相関分析:1部2部ともに, 学内成績と臨床実習成績の間に相関(1部:r=0.36, p
ISSN:0289-3770