388 在宅リハビリテーション現場におけるセラピストのストレス調査-看護師との比較において
在宅リハビリテーション供給は需要が高いにも関わらず, その拡大が進まない現状にある. 原因は有資格者不足にあるが, それだけで短絡的に解釈できない現状もある. そこで本職域に対する就業希望者を今後円滑に誘導するために, 在宅を中心に就業しているセラピスト(理学療法士作業療法士)の業務内容労働環境を中心に実態調査を行い, 在宅リハビリテーション職域特有のバリアやストレスを調査した. 同時に在宅サービスに長年の実績をもつ看護師にも同様の調査を行い比較, 検討をした. 在宅サービス供給に従事する理学療法士(男性6名, 女性10名)作業療法士(男性3名, 女性6名)平均年齢±27歳, 看護師(男性0名...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2004, Vol.31 (suppl-2.1), p.194-194 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 在宅リハビリテーション供給は需要が高いにも関わらず, その拡大が進まない現状にある. 原因は有資格者不足にあるが, それだけで短絡的に解釈できない現状もある. そこで本職域に対する就業希望者を今後円滑に誘導するために, 在宅を中心に就業しているセラピスト(理学療法士作業療法士)の業務内容労働環境を中心に実態調査を行い, 在宅リハビリテーション職域特有のバリアやストレスを調査した. 同時に在宅サービスに長年の実績をもつ看護師にも同様の調査を行い比較, 検討をした. 在宅サービス供給に従事する理学療法士(男性6名, 女性10名)作業療法士(男性3名, 女性6名)平均年齢±27歳, 看護師(男性0名, 女性32名)平均年齢±42歳の計57名を対象とした. 調査は業務の現状を22項目の選択式質問紙と2項目の記述式意識調査紙を作成し実施した. ストレス調査はOccupational Stress Inventory(OSI職業ストレス検査, 以下OSI)を用いた. 質問内容は医学的情報交換の現状, リスク把握の程度, サービス提供に対するセラピスト自身の満足度などであった. 記述式意識調査の設問内容は施設サービス勤務者と在宅サービス勤務者を比較しての相違点, 在宅サービス特有の問題点に関する設問であった. OSIで得られたデータをセラピスト群と看護師群とで分散分析し, さらに多重比較(TukeyHSD)を行った. また選択式質問から得られたデータとの相関を調査した. OSIの結果から役割区分の不明瞭感尺度(以下A-4), 職業ストレス反応尺度, 心理反応尺度, 健康管理尺度, 論理的対処尺度(以下C-4), 以上の項目においてセラピスト群と看護師群との比較において有意差を認め, セラピスト群において高いストレス度が認められた(p |
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ISSN: | 0289-3770 |