330 Electric Goniometerを用いた業務効率改善効果の検討
臨床において関節可動域(以下ROM)の評価をどのくらい重視して行っているだろうか. 測定する頻度の少ない関節の測定を行わない, 5度単位の目盛りしか付いていない角度計でしか測定しないなど, ROM測定本来の意味での評価が行えていない印象を持つ. その理由は, . 測定には時間がかかり, カルテ記載等の時間を含めると, 業務負担が増加してしまうことが一因と推測される. そこで, 我々は0.5度単位で測定が可能で, 測定順序がガイドされるプログラム機能, 角度の読み違いを防止する自動計算機能を搭載したデジタル表示角度計Electric Goniometer(Eゴニオ:パール光学社製)を用い, RO...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2004, Vol.31 (suppl-2.1), p.165-165 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 臨床において関節可動域(以下ROM)の評価をどのくらい重視して行っているだろうか. 測定する頻度の少ない関節の測定を行わない, 5度単位の目盛りしか付いていない角度計でしか測定しないなど, ROM測定本来の意味での評価が行えていない印象を持つ. その理由は, . 測定には時間がかかり, カルテ記載等の時間を含めると, 業務負担が増加してしまうことが一因と推測される. そこで, 我々は0.5度単位で測定が可能で, 測定順序がガイドされるプログラム機能, 角度の読み違いを防止する自動計算機能を搭載したデジタル表示角度計Electric Goniometer(Eゴニオ:パール光学社製)を用い, ROM測定における業務効率改善効果について検討したので報告する. 4週間以上の臨床実習を経験した学生12名に「20分以内に手指足趾を除く片側上下肢全ての関節を測定してください」と教示を与えた. 測定には東大式鉄製角度計(以下東大式)とEゴニオを用い, 測定に要した時間と測り忘れた部位数, 逆角度を読んでしまう読み違い数をカウントした. 統計処理はPairedt-testを行い, 危険率5%未満の場合に統計学的有意ありとした. 測定時間は東大式14.0±3.2(MEAN±SD)分, Eゴニオ9.2±1.5分で, Eゴニオの使用で有意に測定時間が短縮した(p |
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ISSN: | 0289-3770 |