179 地域特徴別にみた高齢者の身体能力特性
当院では平成13年11月より転倒予防事業に取り組み始めている. 新潟という土地柄から, 高齢者の日常活動は市街地や農村地といった地域特徴で異なるものと考えられる. 今回, 高齢者の身体能力特性が居住地の地域特徴により特徴付けられるかを検討したので報告する. 長岡市の健康事業の参加者31地区, 895名(男性295名;年齢73.1±6.0歳, 女性600名;年齢72.9±6.1歳)である. 参加者は地域毎にアンケート調査と身体能力測定(10m全力歩行最大1歩幅膝伸展筋力など7項目)を行った. 今回は身体能力測定について参加地区を市街地群, 農村地群, 市街地農村地混合群(以下, 混合地群)の3地...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2004, Vol.31 (suppl-2.1), p.90-90 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当院では平成13年11月より転倒予防事業に取り組み始めている. 新潟という土地柄から, 高齢者の日常活動は市街地や農村地といった地域特徴で異なるものと考えられる. 今回, 高齢者の身体能力特性が居住地の地域特徴により特徴付けられるかを検討したので報告する. 長岡市の健康事業の参加者31地区, 895名(男性295名;年齢73.1±6.0歳, 女性600名;年齢72.9±6.1歳)である. 参加者は地域毎にアンケート調査と身体能力測定(10m全力歩行最大1歩幅膝伸展筋力など7項目)を行った. 今回は身体能力測定について参加地区を市街地群, 農村地群, 市街地農村地混合群(以下, 混合地群)の3地群に分類し, 地域特徴, 年代(60, 70, 80歳代)を男女別に分析した. 統計学的検定には分散分析法を用い, 危険率5%を有意水準とした. 地域特徴別の3地群においては有意差が認められたものは最大1歩幅(下肢長により補正)のみであり, 男女ともに同様の傾向を示した. 最大1歩幅では混合地群の値は他の2地群に対し有意に大きかった(p |
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ISSN: | 0289-3770 |