30mスプリントパフォーマンスと自転車エルゴメーターを用いた負荷別のパワー発揮特性との関係
【目的】今回我々は体重の1%(1%BW), 2.5%(2.5%BW), 5%(5%BW), 7.5%(7.5%BW), 10%(10%BW)の5種類の負荷を用いて全力ペダリングを実施し, それぞれの負荷によって得られるパワー発揮特性をピークパワー(PP), 体重あたりのPP(PP/BW), ピーク回転数(P-rpm)と最大無酸素パワー(MAnP)から評価し, 実際の30mスプリントパフォーマンスとの関係について検討した. 【方法】某大学サッカー部, 男子14名(年齢19歳, 身長172cm, 体重68kg)を対象とし, 自転車エルゴメーター(パワーマックスVII)を用いて, 1, 2.5, 5...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 理学療法学 2003-04, Vol.30 (suppl-2), p.217-217 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 【目的】今回我々は体重の1%(1%BW), 2.5%(2.5%BW), 5%(5%BW), 7.5%(7.5%BW), 10%(10%BW)の5種類の負荷を用いて全力ペダリングを実施し, それぞれの負荷によって得られるパワー発揮特性をピークパワー(PP), 体重あたりのPP(PP/BW), ピーク回転数(P-rpm)と最大無酸素パワー(MAnP)から評価し, 実際の30mスプリントパフォーマンスとの関係について検討した. 【方法】某大学サッカー部, 男子14名(年齢19歳, 身長172cm, 体重68kg)を対象とし, 自転車エルゴメーター(パワーマックスVII)を用いて, 1, 2.5, 5, 7.5, 10%BWの5種類の負荷で各1回10秒間の全力ペダリングを実施した. それぞれの負荷で得られたPP, PP/BW, P-rpmを二次回帰し, 負荷一PP, PP/BW, P-rpm曲線を算出した. 30mスプリントテストは3回の試技を手動により計測しその平均時間を求めた. 【結果】1)PPは負荷との間にY=-3.689+230.247*X-13.146*X^2(r=.99)の関係が認められた. PP/BWは負荷との間にY=-.267+3.612*X-229*X^2(r=.99)の関係が認められた. rpmは負荷との間にY=227.96-10.405*X-.311*X^2(r=.95)の関係が認められた. 負荷-PP曲線から算出したMAnPは988wattで, 体重あたりのMAnP(MAnP/BW)は14.4watt/BWであった. MAnPが得られた時のrpm(MAnP-rpm)は120rpmで, 負荷は12.4%BWであった. 2)3回試技における30mスプリントテストの平均時間は4.15±0.13秒であった. 30mスプリントパフォーマンスと各負荷のPP, PP/BW, P-rpmの相関係数は1%BWでそれぞれr=-.21, r=-.41, r=-.59(ns, ns, p=.026), 2.5%BWでそれぞれr=-.21, r=-.48, r=-.61(ns, ns, p=.020), 5%BWでそれぞれr=-.28, r=-.68, r=-.70(ns, p=.010, p=.006), 7.5%BWでそれぞれr=-.29, r=-.55, r=-.57(ns, p=.041, p=.034), 10%BWでそれぞれr=-.31, r=-.42, r=-.42(ns), MAnP, MAnP/BW, MAnP-rpmでそれぞれr=-.21, r=-.22, r=-.42(ns)であった. 多変量解析で30mスプリントパフォーマンスと有意に相関したのは5%BWでのP-rpmのみであった(p |
---|---|
ISSN: | 0289-3770 |