在宅生活におけるアクシデントが訪問リハビリテーションの効果に与える影響

寝たきり状態の原因となった, 転倒, 発熱等の突発的な生活上の出来事をアクシデントと位置付け, アクシデントの有無が継続的訪問リハビリテーション(以下訪問リハ)活動の効果にどう影響するのか調査し, 若干の知見を得たので報告する. 〔対象と方法〕対象は, 平成7年4月より平成12年9月までに継続的訪問リハの提供を終了した43名(男性28名, 女性15名, 平均76.79±11.39歳)である. これら対象者をアクシデントの有無によって, アクシデントあり(以下Aあり)群とアクシデントなし(以下Aなし)群に分類し, それぞれの初期評価時と最終評価時のBarthel Index(以下BI)の変化を比...

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Veröffentlicht in:理学療法学 2001, Vol.28 (suppl-2), p.416-416
Hauptverfasser: 松村剛志, 請川信之, 石垣泰則
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:寝たきり状態の原因となった, 転倒, 発熱等の突発的な生活上の出来事をアクシデントと位置付け, アクシデントの有無が継続的訪問リハビリテーション(以下訪問リハ)活動の効果にどう影響するのか調査し, 若干の知見を得たので報告する. 〔対象と方法〕対象は, 平成7年4月より平成12年9月までに継続的訪問リハの提供を終了した43名(男性28名, 女性15名, 平均76.79±11.39歳)である. これら対象者をアクシデントの有無によって, アクシデントあり(以下Aあり)群とアクシデントなし(以下Aなし)群に分類し, それぞれの初期評価時と最終評価時のBarthel Index(以下BI)の変化を比較した. また, アクシデントが訪問リハの効果にどう影響するのか明らかとするため, BI変化と(1)アクシデント前の日常生活自立度, (2)アクシデントから訪問リハ開始までの期間, (3)訪問リハ初期評価時のBIとの相関を検討した. 統計処理には, Mann-Whitney's U Test及びSperman順位相関係数を用いた.
ISSN:0289-3770