老人姿勢下での膝屈伸運動と上肢運動の組み合わせ運動による心肺反応の比較検討

〔目的〕我々は本学会においてに口頭指示下における下肢要素的運動の再現性と酸素消費量, 上肢の組み合わせ運動の種類による心負荷の差異に関して報告した. 結果として, 口頭指示と下肢運動の再現性は高く膝屈伸運動では平均9.1ml/kg/min, 上肢等張性組み合わせ運動では11.6ml/kg/min, 等尺性組み合わせ運動では12.6ml/kg/minの酸素消費量を示し, 上肢組み合わせでほぼ1Metsの上乗せ負荷を生じ, 等張性では二重積(以下RPP)が有意に高い事を報告した. 今回我々は, 補装具を利用し膝関節・胸椎椎間関節伸展の制限, 頚部伸展位固定により擬似的に老人姿勢を強制し運動性制限下...

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Veröffentlicht in:理学療法学 2001, Vol.28 (suppl-2), p.326-326
Hauptverfasser: 木村義徳, 井上直子, 宮田光明, 丸山玲子, 榎本雪絵, 望月秀樹, 冨田義昭, 熊耳さやか, 竹内孝仁
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕我々は本学会においてに口頭指示下における下肢要素的運動の再現性と酸素消費量, 上肢の組み合わせ運動の種類による心負荷の差異に関して報告した. 結果として, 口頭指示と下肢運動の再現性は高く膝屈伸運動では平均9.1ml/kg/min, 上肢等張性組み合わせ運動では11.6ml/kg/min, 等尺性組み合わせ運動では12.6ml/kg/minの酸素消費量を示し, 上肢組み合わせでほぼ1Metsの上乗せ負荷を生じ, 等張性では二重積(以下RPP)が有意に高い事を報告した. 今回我々は, 補装具を利用し膝関節・胸椎椎間関節伸展の制限, 頚部伸展位固定により擬似的に老人姿勢を強制し運動性制限下での組み合わせ運動を施行しその心肺負荷の特性について比較検討した. 〔方法〕健康成人10名, 男性5名, 女性5名, 平均年齢32.6才(26才~44才)平均体重61.5kg(46kg~80kg)に対して膝装具にて伸展-20°, 変型SOMI装具にて背部後彎, 頚部伸展姿勢を強制し, “両膝を足の親指が隠れる程度に軽く曲げて下さい”との口頭指示下に(1)“肘を体側に付け屈伸に合わせて曲げ伸ばしして下さい”(2)“肘を肩の高さに真横に挙げ屈伸に合わせて曲げ伸ばしして下さい”の二種類の上肢運動を組み合わせた運動課題に(前回と同条件)対して, 60beat/分で電子メトロノームにて運動ピッチをコントロールし, 120beat/分の軽快なBGMを流し運動を施行した.
ISSN:0289-3770