脳卒中患者の体幹下肢機能評価について

〔目的〕脳卒中患者の評価で, 移動動作を含む体幹下肢機能評価は重要な因子である. その一つである体幹下肢運動年齢検査(以下MOA)は, 動作遂行能力指標として運動機能の予後予測などに利用され, 有効性が唱われている. しかしその反面, 評価項目やグレードの尺度数が多く, 把握しにくいといった点を経験する. この点を背景に, 散見される体幹下肢機能評価なかで, GowlandらのChedoke-McMaster Stroke Assessment中のpostural control stage(以下C-M stage)が尺度数が7段階と少なく, 姿勢調節を考慮した点, またADL指標であるFIM...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 2001, Vol.28 (suppl-2), p.310-310
Hauptverfasser: 原崎祐子, 高見彰淑
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕脳卒中患者の評価で, 移動動作を含む体幹下肢機能評価は重要な因子である. その一つである体幹下肢運動年齢検査(以下MOA)は, 動作遂行能力指標として運動機能の予後予測などに利用され, 有効性が唱われている. しかしその反面, 評価項目やグレードの尺度数が多く, 把握しにくいといった点を経験する. この点を背景に, 散見される体幹下肢機能評価なかで, GowlandらのChedoke-McMaster Stroke Assessment中のpostural control stage(以下C-M stage)が尺度数が7段階と少なく, 姿勢調節を考慮した点, またADL指標であるFIMの移動項目との関連結果などから, 種々の場面で利用されてきている. そこで今回はこのC-M stageの有効性を検討するため, 脳卒中患者に対してMOA, ADL指標としてBarthel index, 最大歩行速度等の動作能力指標を調査し, 各々の関連について若干の知見を得たので報告する.
ISSN:0289-3770